05-6RMさんとVさんと

☆IGS ＆ IG💙

ゴビンダは言った。しかし、あなたが『物』と呼ぶものは、果たして実際に存在するどのような現実的なもの、どのような本質的なものなのでしょうか？それは単なるマヤの惑惑いに過ぎないのではないか、単なる虚像や虚構に過ぎないのではないか？あなたが語る石ころ、あなたが語る木、あなたが語る川、そのようなものが一体実際に存在する現実なのでしょうか？

シッダールタは「それもそうだ」と言った。「私にとってはあまり重要な問題ではない。それらの物事が仮想であろうとなかろうと、それは大した問題ではない。もしそれらが仮想的なものであるならば、それなら私も実は仮想的な存在なのだ。そしてもしそうであるならば、それらはいつも変わらずに私と同じ種類なのだ。それらが私と同類の存在であるという事実、まさにこの事実のために、私はそのようなものを愛おしく思うのであり、そのように崇拝に値するものだと思うのだ。君が聞けば、そんな教えもあるのか、と笑うだろうが、これもまた一つの教えなのだ。愛というもののことだ、ゴビンダ。その愛というものが、私にとっては何よりも大切なものだと思う。この世界を覗き込むこと、この世界を説明すること、この世界を軽蔑することは、おそらく偉大な思想家の仕事だろう。しかし私にとっては、この世界を愛せること、

この世界を軽んじないこと、この世界と私を憎まないこと、この世界と私とすべての存在を愛と驚嘆の心と畏敬の念をもって見つめることができること、これだけが大切なのです。

「言いたいことはわかったわ。ゴビンダは言った。「しかし、お釈迦様はそれを迷妄と見なされたのです。お釈迦様が私たちに求めているのは、好意と寛大な許し、慈悲と忍耐であって、愛ではありません。お釈迦様は私たちに、私たちの心が世俗的なものへの愛にとらわれることを禁じているのです」「私も抱きしめながら、シダルタは言った。彼の笑顔は金色