かとリエ

かとリエ

イラストレーター・カトウシンヤのブログ型ホームページです。
2012/10に立ち上がったばかりです。どうぞごひいきに。





















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3月11日。

あの忘れられない、忘れることができない日からすでに8年が経ちました。

誰も考えてもいなかったような出来事が、
突然やってきました。

近畿に住む私は、テレビ越しにその壮絶さを目の当たりにしました。
ただ、ただ、映像でしか伝わってこない情報なのにとても怖く不安に駆られるような感覚になったことを覚えています。


そのような惨状を受けても
しっかりと前を向く人たちがいました。

下を向く人にも手を差し伸べ、どこを向いていいか分からない人にも行く先を指さし、少しずつ進んで8年です。


現地のボランティアに向かわれる人や、

募金を募る人、

テレビや新聞も…

さらに海を越え、国も違う人たちからも力強い励ましの声も。

沢山の方面から『人』を支える想いから出来ることをそれぞれがそれぞれの形でそれぞれが精一杯取り組んでいました。

ただただ、奈良県にいる自分がもどかしく、

何か、せめて何かできないかと模索していました。

その時に私が使いたいと思ったのが、この左手です。

この手で作品を生み出すことでできる、私なりの精一杯を考えました。

行きついた先が、奈良県から、奈良県の人と、イラストを通して力になりたい。


そう思って開いたのが、奈良県民が参加できる限定展示イベント「えのちから」展を行いました。

東北6県の特性・持ち味を作品に落とし込み、文字を添えて展示しました。

 




そして一部運営費を除いて集めた参加費を義援金として寄付しました。




イラストが直接その人の衣食住を豊かにはできません。
ただ、作品をみることで、立ち上がる気持ちや、支えたいと思う気持ち、明日を楽しみに待つ気持ちをそこから贈ることができると思っています。


それを奈良の人たちとともにカタチにしたかったんです。



「あなた」は必ず「誰か」の「何か」になっています。
だから、「イラスト」も「遠くに住む人々」の「生きるこれからの時間の1秒」にでもなれば、幸せです。


ここからは余談ですが、

私は日ごろ、ブログやツイッターなどでも
「OWNDAYS」というメガネ屋さんのメガネが大好きと投稿しています。

中でも特に好きなのがそのお店の社内ブランドの1つ「BUTTERFLYEFFECT」。バタフライエフェクトです。



バタフライエフェクトとは、
たった1匹の蝶の羽ばたきが遠くの場所で竜巻を引き起こすーー。というような気象学者が唱えたバタフライ効果が由来となっています。

これを同様にコンセプトとして出来上がったブランドが「BUTTERFLYEFFECT」です。



私が先ほど書いた、

「あなた」は必ず「誰か」の「何か」になっています。
だから、「イラスト」も「遠くに住む人々」の「生きるこれからの時間の1秒」にでもなれば…というところと近く、強くひかれたことも、今の「BUTTERFLYEFFECT」好きに関わっているのかもしれません。

OWNDAYS好きがもっとほかの理由があってのことですが、この好きが巡り巡って、このお店の社長・田中修治さんが書いた本と出逢うことができ、そこに8年前の今日の日、「東日本大震災」のことが書いてあり、この会社がどのように震災と向き合い、関わってきたかも知ることができました。


このように、たった少し、たったわずか、そんな行動がいつか誰かの何かになるんです。

だからこそ、いつも何かを行動していたい、しっかりと自分のひとつひとつの行動が誰かの何かになること、自分の何かも、どこかの誰かが与えてくれたもの、そう思うようにして、今を全力で挑んでいます。




#いまわたしができること


できることを、するかしないかは、個人個人次第。
だけど、覚えておいてほしい、知っておいてほしい。

何かをする、ということは、絶対どんな形であれ、何らかの意味と結果を必ず連れて帰ってくる。誰かの何かになって。

 

※本日「3.11」をヤフーにてインターネット検索すると、1検索にあたり10円が寄付されます。


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「乙武さんの足がついたイラストを描いてよ~」

 

自分の大好きなメガネ店OWNDAYSの社長、田中さんからポッと出たほんとにささいな言葉。

どこで火着くか分からんもんです。

 

 

よし、じゃあこれする!

で、ここまで一気にきちゃった。

 

ただ「自分の好きな人や、大事な人に言われたからやりました~」じゃなくて。

 

なんだろう、不完全燃焼というか、ただガスが漏れ続けてるコンロにちょっとした火花が飛んだような、そんな感覚。(※良い子はマネしないでね)

 

一気に燃えた。

そして周囲も一気にあおいでくれた。

 

今日は、どういうガスが一気に燃えたのかという話。

 

イラストレーターとして仕事をしている私は、

聴覚に障害があります。

 

ただ、前もって説明しておきますが、

「耳がきこえないイラストレーター」とか

「聴覚障害者なのに自分で頑張って仕事してます」とか

 

そんなんを自分で言うのは、嫌いです。

 

伏せたい、とか隠したい、というわけじゃないけど、そういうフィルターをわざわざ通さなくても…と思う。周囲からそういう風に言われるのは致し方ないことだと思います。

 

メガネで言うなら自分を見てほしい度数で見てもらうために、わざわざメガネをかけ替えて、っていうようなもので。その人にはその人の見え方があるのだから、その人の視点や見え方をわざわざどうこう言わんでもいいなーと思います。

 

さて、話を戻して。

 

聴覚に障害、っていうのは、

 

 

おじいちゃんおばあちゃんのようにただ音が小さく聞こえる(いわゆる耳が遠くなる)

伝音性難聴

 

特定の音域が聞き取りにくい、こもって聞こえる、不明瞭、さまざまな要因のある

感音性難聴

てのがあります。(ここはざっくり。)

 

上手に聞き取れなかったり、口をみないと音声を言葉として認識できなかったりするときもあるし、車内で救急車やパトカーの音もみんなより気づくのが遅い。

来客は自宅の犬やパトランプに頼っている。

 

何より、補聴器に力を借りて生活しています。

 

自分のこの補聴器も、元をたどればはじめは支援なんてなくて、高性能のものは今でも少ししか負担してもらえなかったりという状態です。
徐々に改善していって法や補助金でカバーできるようになってきたのも、たくさんの人が動いてくれたおかげです。

ある程度の補聴器

ある程度の義足


聞こえる人と同じ聞こえを求める、

歩けるひとと同じ足を求める、

健常者に近づくためのツールだけど、結局はここまで求めると、法や制度の「ある程度」のボーダーラインを超えた先ということになってしまいます。
それは当事者たちは金銭面でも手が出せないところになっていきます。。

こうして、乙武さんが歩けるように、という結果だけじゃなくて、
こうして多額の金額を要するということが社会に周知できたら?

こうして多額だけど使用できれば「人」のニーズがかなえられることをもっと多くの企業や行政が知ったら?きっともっともっと先があると思うんです。

僕たちの補聴器が今や中に人工知能が搭載されたり、性能があがったり、外観のオシャレもできるようになったりしてそれぞれのアイデンティティがより保たれるようになったのと同じように、もっともっと前に行けると思うんです。

僕のこの補聴器を支援してくれたのは、行政の補助金ですが、その前に動く人がいて、討議してくれた人がいて、結果を残してくれた人がいて、この補聴器があります。

補聴器があったからやっぱり仕事もできたし、

イラストレーターとしての自信にもつながったし…。


恩返しじゃないですが、

いち当事者としてやれることやろう!と思ってこれをやりました!!

 

 

 

 


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これで最後。

総集編です。

 

本当にたくさんのご来場・イベント参加、ありがとうございました!!

 

初めて、「ラーメン店」で展示をさせていただくことになりました。

 

開催のいきさつは、

もともとラーメン店で展示がしたい~!

というわけじゃなくて。

 

自分の好きな場所、自分の好きな人がいる場所で、展示したい。という思いは常に持っていて。

 

いつも、まだ名前も十分に広がってないような私を、大切にしてくださり、イラストも本当にいろんなところで使ってくださっていた、今回の展示場所の走麺屋さんの大将。

 

 

「かとさんここで展示やってよ~」

 

昨年12月にOPENして間もない店舗でそう声をかけてくれたのが、きっかけでした。

 

断る理由は何もないし、もうそう声をかけてくれた時からテンションは急上昇。

 

いろいろ準備に時間がかかってしまいましたが、

ついにと年明けの2月に実現。

 

その間も急かすことなく、ただじっと待ってくださってました。

本当に感謝。

 

正直、「ラーメン店」での展示なんて初めてで、不安だらけでした。

 

室温差が激しい中、額縁やキャプションパネルはそれに耐えうるか、紙質の変化はないか。

 

展示期間中、回転の早いラーメン店で回転率を悪くさせてしまわないか。

 

店舗のイメージを崩してしまわないか。

 

どれもこれも不安でいっぱいでした。

 

でもそんなの初めて見ればどれもこれも乗り切れることばかりで。

 

無事開催できました。

 

気が付けばあっというまに展示期間の

6日間を終えました。

まるで夢を見ていて起きた瞬間のような。壮大な時間を過ごしてきたように感じるのに、一瞬だったような。。そんな感覚です。

 
ただ、まったく今までの展示と違ったことがひとつ。
 
お客様との距離が近かったこと。気が付けばあっというま

これに尽きます。

 
ラーメン店ということで、半数以上の方が、リピーター。
 
展示やイベント参加の来場者が多い時でも、勝手を分かっているお客さんたちは互いに席を譲り合ったり、下膳をすすんでしたり、声をかけあったり。。
 
そこでもまた新しい交流ができたり。
 
イラストイベントの進行にもとても配慮してくださいました。
待ってるあいだに作品を見せ合ったり、相談したりなどもお客さん同士の中でどんどんふくらむ。
 
本当にここ。
テーマとして掲げている「出逢っ展」。
関西弁の「出逢ってん」とかけています。
 
「出逢ったんですよー」「出逢いましたー」みたいなニュアンス。
 
そうです。
「出逢いに行った」んじゃなくて、そこでたまたま「出逢った」。
 
これをここ、走麺屋さんで見事に形作ることができました。
 
それもすべて、
人とのつながり。
 
出逢いの連続のなかの求心力をもつ、大将、そしてお店の方々、そしてその場所を大切に想うお客さんたちが、それを作ってくださいました。
 
本当にありがとうございました。
 
 
これで6日間にわたる展示は終了です。
ですがこれからもみなさんも私も、いろんな場所でいろんなタイミングでいろんな人と出逢うことと思います。
 
あなたの明日が出逢いで彩られますように。
たくさんのご来場、ありがとうございました。
 
 
おしまい。おしまい。
 
 
 
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