埼玉県内の某公立小学校のPTAが、非加入世帯の保護者宛てに送った通達の内容。

SNSでバズッタな。

当たり前のことだと思うが。

 

 

この通達文章。

今月15日に学校から児童に配られたのだろう。

しかし、2日後の17日にこの通達はなかったことに。

撤回だ。

 

 

全国的に、任意加入が原則の団体であるにも関わらず、保護者の入会意思を確認することなく、半強制的に新1年生のお子さんがいれば入会させられていたPTA。

 

現在は、少しづつではあるが、PTAの在り方を問う団体も出てきているようだ。

 

旧態依然の行事を、毎年の様に消化することが当たり前。

その様な中で、改革の必要性を問う者に対する、異質扱い。

 

前任者たちが作った行事の見直しはされず、新たに行事を作り、その行事をこなすために、長い年月をかけて、PTAの在り方に違う考えを持った保護者に協力を求める、という流れが出来上がってしまった。

 

役員のなり手がいない、という嘆きが世間一般に言われているのだが、

私から言わせれば、そうじゃない。

会長選びにしても、民主的な手法で選挙で選ぶことなく、組織内に選考委員会なる機関を作り、自分たちの今までのやり方を踏襲する・批判しない、人を選んできたのが実際だろう。

つまり、改革をしない、扱いやすい従順な人選を。

 

 

私の様に、当時、小学生の子を持つ保護者として、

PTAは、強制加入から任意加入にするべきだ、

行事は見直し・廃止が必要だ、

会費は見直すべきだ、

と叫んでいた者からすれば、私が会長になってもエエ、と思っていた位だ。

だから、役員のなり手がいない、という意見について、私には理解できない。

 

 

しかし、世の中は、そうじゃない。

改革をする者には、多くの組織においてもお呼びがかからないものだ。

現に、その当時、私は、問題のあるお父さん、と言われていたようだからな。

 

 

 

 

話は、本題に。

その通達の中で、3点、私が言いたいことがある。

 

1点目は、進級・卒業の祝品について。

通達分には、「PTA会費で購入するため、非加入世帯の児童には渡せません」とあるのだが、

問題は、この様な式典の中に、PTAが祝い品を渡す演出が取り入れられていることが可笑しいのだ。

式典が終わり、教室でも、学校外でも渡すのが常識的な対応ではないかね。

 

 

2点目は、通学班登校について。

同じように「PTAの常任委員が担当し、PTA会員の児童で編成していますので、非加入世帯の児童は通学班に入れません。また、児童一人登校は認められていませんので、必ず、毎朝登校の付添いをお願いいたします」とあるのだが、

世界に誇る日本の良さは、子どもが夜中でも一人で外に出ても安全だ、と私は思っていたがね。

海外に6年間移住した中で、外から見た日本の良さを実感した経験からの私の意見だがね。

付き添いしないと、登校したらイケナイとは、どうゆうことかね。

PTAが登校するにも条件を付けるって、どうゆうことよ。

そこまで権力を持っているのだろうかね。

 

 

3点目は、このような通達内容の文章を学校長が学校から配布するのを許可したことについて。

この通達を学校から配ったことにより、どの様なハレーションが起こるのか、想定できなかったのだろうか?

組織の長としての資質を疑うぞ。

 

 

 

 

最後に、PTAについて私の考えだが。

保護者から運営資金である会費を徴収しているPTAの改革は、必然だろう。

私自身は、加入が半強制から任意になることは良いことだ、と考えている。

組織運営も資金を提供する加入者に支えられてのことだからな。

 

任意加入にすると加入率が少なくなる、と嘆く声が聞こえるが、

私からすれば、加入者が少なくなる原因は何か?

自分たちで考えるべきだろう。

相手の立場に立てば、加入しても良い、資金を出しても良い、と思える運営を心掛けることに尽きる。

私なら、そうする。

!!!