同業者として言うならば、地方議員の視察は、必要ない。

国内も、海外も。

 

今の技術を普通に使えば、ネットで十分に情報が取れる時代。

自分の目で見なければならない、とか

現場主義、とか

視察に行きたい人たちは、何らかのまっとうな理由をつけるのだが、ね。

 

原資は、税金。

それでも生きたいのなら、自分のカネで行ってくれ、が私の考え。

 

 

 

さて、本題。

香川県議会。

海外視察の陳情を否決。

 

陳情の内容は、2023年11月、知事が9泊10日の日程でブラジル等を訪問。

それに県議会議員8人も同行。

同行する議員は、与党も野党も関係なし、保守も革新も関係なし。

 

まあ、海外旅行だとか、親睦会だとか、対外的批判を浴びない様に議員が一致団結したのだろう。

この海外視察に。

 

「ブラジル香川県人移住110周年記念式典」などに出席し、移住者や県人会との友好親善を図るのが目的とある。

旅費総額は、一人当たり約263万円。

 

議員に当選する前は、税金の無駄使いは許さん、とか、県民目線で政治をする、とか、そんな純粋な心構えでいた人もいたのではないかな。

でも、組織に入れば、人は変わるものだ。

 

古くから続く慣習に異を唱えることが出来なかったり、

長いものに巻かれたり。

 

 

 

最後に、9泊10日で263万円か。

海外30か国以上をバックパッカーとして放浪した私からすれば、べらぼうに高すぎないか。

航空運賃然り、

宿泊費然り、

食費然り。

現地での移動費然り。

どう見積もっても、263万円に行く付くことはない。

 

軽く見積もっても、3分の一以下の費用で十分に賄えるぞ、私からしたら。

 

一方では、263万円必要だ、という県の議員たち。

他方では、その3分の一も掛からない、という田舎の末端議員。

 

有権者は、選挙で選ぶ基準を考えねば、そのツケは自分たちに跳ね返ってくるぞ。

負担と言う請求書が。

!!!