少子化対策の財源について。

首相は、歳出改革を徹底、国民負担を生じさせない、と発言している。

 

同感だな、私は。

 

しかし、現実的にどうかな?

歳出削減は、出来ないだろう。

結局は、将来へのツケ、国債発行になるのではないかね。

 

私の10年以上の末端の地方議員としての経験であるが、

私が所属する議会を例にとっても、与党も、野党も、保守も、革新も、と呼ばれている現役の政治家が歳出削減に言及する発言を聞いた覚えが殆どない。

 

カネを使うことに対する発言は、何度となく、聞かされているがね。

 

 

 

さて、私の、提案なんだが。

歳出削減は、政府だけがするもんじゃないだろう。

地方自治体も同じようにやるべき、と思うぞ。

 

カネがない、と言いながら、○○を無償にする、とか言い出し、カネが足りなくなったら、地元の国会議員を介して、政府から予算をもぎ取るような習慣をぶっ壊さないといけないと考えるぞ。

 

こんな姿勢で、

地方分権?とか、

地方自治?とか、

言えたもんじゃないだろう。

 

国会議員だけでなく、地方の首長や議員に対し、責任を持たせるべき、と思うがね、私は。

カネを使うことは誰でもできる。

カネを節約することの責任を。

その為には、政府だけでなく、地方自治体にも歳出削減の割り当てを科すべきじゃないかね。

 

 

 

最後に、一度付けた予算が、見直しもされず毎年の様に計上され、という事を放置し続けている政治が、現在の社会の姿だ。

国民負担率が50%に届こうとしているが、今後、賃金の半分以上は、税金や社会保障費に消えていく時代が目に迫っているぞ。

 

歳出を削減する必要がないという人は、今まで通り、あれも、これもの政治家を選び続ければよい。

その代わり、負担は今まで以上になるのを許容しなければならない。

しかし、負担を減らしたい、と思うなら、あなたにとって耳の痛いことを言う政治家を選挙で選んだ方が良い、と思うぞ。

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