フランスで終末医療の議論が活発化している、とのニュースがあった。
医師の薬物投与による「積極的安楽死」や自殺ほう助は現在禁止されているが、世論調査では約8割が合法化に賛成し、仏尊厳死協会も法整備を訴える、とある。
私自身、日本尊厳死協会の一会員である。
今後の議論を見守りたい。
さて、私自身は、日本国内において、
尊厳死と安楽死を法制化すべき、
との立場で、地方議会議員となる前から、死ぬ権利に関する私の主張は不変だ。
だが、日本では、このテーマを議論することを多くの政治家が関心を示さない。
法律を作れる政治家たちが議論から逃げ回っているから、日本では一向に本人の意思に反して生かされ続ける、という社会になっている。
生き続けたい人は生き続けられるように、自分の最後は自分で決められるという選択肢を作ってやる社会が必要だ、と私は考えるぞ。
最後に、私自身、今までに父母の祖父母や兄弟の死を目の当たりにしてきた。
中には、認知症になり、病院とは思えぬ、人間を扱っているとは思えない施設の有様を見せて貰った。
私の率直な感想だ。
「こんな状態になって迄、生きたくない、と」。
「本人だけでなく、身近な家族は、本人以上に大変だ、と」。
人それぞれに、死生観は違う。
生き続けることを望む人がいると同じように、死にたいと考える人もいる。
安楽死や尊厳死に反対する人たちへ分かってほしいのは、
自分たちと考えの違う、死にたい、と考える人たちもいる世の中なんだ、ということ。
自分たちの考えだけの社会ではなく、選択肢を与えてやる社会の方が多くの人が望んでいると思うけど、私は。
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