広島県、安芸高田市長による、二人目の副市長の選任同意案。

28日、3度目の議会提案も否決。

 

2度目の同意案が否決され、その結果に再考を求めるための案だったらしい(賛成14、反対1)。

 

同市の人口は、27,805人(2021.06.01)。

私がいる福岡県粕屋町は、約48,000人。

近い将来、市に昇格する最低条件である、人口5万人が既定路線。

 

同市の議会は、16名の議員で構成(全て無所属となっているが、地方特有のほぼ自民党系の議員だろう)。

 

議会対策に手を焼く、30代市長の姿が想像できるが、私も議会人の端くれとして言わせてもらえば、提案内容が悪すぎる。

 

副市長を二人置くこと自体、意味なし。

私からすると、市長自身の指導力不足による、それをカバーするための副市長二人制と考えてしまうがね。

 

最後に、私には、この事案とよく似た、苦い経験がある。

議会人として、先輩議員を町長選挙に担ぎ、その先輩が当選後、粕屋町の歴史の中で初めて、二人目の副町長を選任しようと動かれた。

 

その選任案は、議会で議決(可決)されたが、新町長を支えるはずの私が反対した、という事で、町長からも、賛同した議員の中からも、裏切り者扱いを受けた。

最終的には、その先輩は、任期途中で体調不良により町長を辞職された。

 

友情を取るか、自分の信念を貫くか?

仮に時計の針を戻せるならば、と問われても、例え、信頼を失っても、私の立ち位置は変わらないだろう。

政治的な考えが近くとも、間違っていることには間違っている、と言える距離感を学んだかな。

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