本日付、朝日新聞朝刊記事を拝借する。

福岡県の公立中学校に通う生徒(13歳)の性別違和に関する内容だった。

生徒は、トランスジェンダー。

 

「当事者の子に、私の事例を伝えたい。 独りぼっちじゃないと伝えたい」。

 

上記のコメントには、痺れましたね。

カミングアウトすることは、とても勇気がいることです。

私がもし生徒の立場であった時に、同じように出来るか、と問われれば、100%出来ない、と言わざるを得ないだろう。

 

声の大きい人の意見は、政治に十分に反映されるのに、逆に、声の小さな意見は?

声にならない声を拾い上げる努力が私も含め、政治家に欠けているのが、現代の政治ではないかな。

 

さて、私は、この記事を読み、何故、あの時、執行部に意見しなかったのか、と悔んでいる。

 

人口5万人未満の福岡県粕屋町。

そんな小さな町にも、公立の小中学校がある。

児童・生徒の増による校舎の増築工事や、老朽化した設備の更新工事が数年おきに計画される。

そんな中で、計画の説明を受ける中で、トイレの改築なども含まれる。

 

トランスジェンダーに悩む者に対する、「トイレ」「更衣室」が考慮されていなかったのを今更ながらに気付かされた思いだ。

 

もし、私の2人の娘がその立場だったら?

と考えた場合、当事者の親として、社会の不備を指摘するだろう。

 

最後に、13歳の生徒が、小さな声を発信してくれた。

それに応えるのは、政治の役目だろう。

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