ハラスメントを受け被害を被った者にとっては、ダブルパンチの日だったと想像する。

5月31日付けで、免職へ。

 

福岡県粕屋町の役場内で起こった、男性職員等から女性職員に対するハラスメント。

そのハラスメントが原因により、休職に。

休職の原因がハラスメントに関係があるのに、だ。

 

ハラスメントを受けた人が免職になり(仕事を失い、生活の為の収入の道を絶たれる)、ハラスメントの加害者が役場に居座る。

これが、福岡県粕屋町の実態だ。

正義は?

ない。

 

先程、免職処分の当事者より、電話を受けた。

「一市民になりました」という言葉。

電話口であったが、痛々しかった。

私自身、この事案について、1年間以上、4回の議会質問をしているが、役場が組織防衛に動いているのは明らかだろう。

この1年間で、役場組織の内部統制の脆弱さを、私なりに相当数発見。

改善せねばならないだろう。

潜在的な被害者を生まないためにも。

 

既に、ハラスメントの加害者への聞き取りの中で、ハラスメントを認めている音源がある。

加害者がハラスメントを認めているのに、役場はハラスメントは認められなかった、という辻褄の合わない立ち位置を取る。

 

役場(町長)は、地方公務員災害補償基金(被害者が公務災害を申請中)の判断に従う、としている。

役場の調査結果に疑義が明らかになったのに、自分たちで解決することなく、外部に判断を仰ぐとは?

何の為の、組織のトップなんだろう、と思うのは私だけかな。

 

もし、私の娘が、ハラスメントの被害者だったら、ということを考えると、私自身、加害者を前にして、その加害者を雇用している役場に対して、自己制御が働くのだろうか、正直、恐ろしい。

私自身、町民から負託を受けて選ばれた議会人であり、公人としての対場であるので、町民の模範となる言動を求められていることは理解している。

しかし、血のつながった家族のことについては、生身の人間だ。

その時になって、怒りを抑えられるのか、非常に困難かもしれない。

 

最後に、この問題は、あなたに降りかかってくる可能性もある。

あなたにとって、自分の子どもが、孫が、そのような状況に追い込まれた時、どのように手を差し伸べてやれますか?

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