本日の毎日新聞、朝刊。
滝野隆浩の掃苔記(そうたいき)に、「安楽死」へのメッセージとして、コラムがあった。
同社の専門編集委員らしい。
 

掃苔記とは、初めて聞く言葉である。
ネットで調べると、掃苔とは、「墓のコケをきれいに取り去ること。転じて、墓参り」とある。
国語力の問題だろうが、私には、難解な言葉だ。
 

さて、本題に映る。
作家の橋田寿賀子氏が先日95歳で死去された。
氏は、生前、「安楽死で逝きたい」という本を出されていた。
内容への反響はあった。
 

一部の識者からは、安楽死と尊厳死の違いを説明する者が現れた。
漢字の通りに理解するのがスマートな方法と思うのだが、その識者たちは、一般の人達には難解な説明をされていた。
本来であれば、政治が解決しなければならない、重要なテーマなんだけどな。
 

最後に、日本では、生きる権利はあっても、死を選択する権利が認められず、生き続けることを美化し、死に関する議論を封印する風習がある。
それにより、死を望む本人だけでなく、本人に近い身内をも苦しめている現実がある。
 

私は、一介の地方議員であるが、私の政治家としてのライフワークの一つが「尊厳死の法制化」だ。
生き続けたい人は生き続ける、死にたい人は死ねる社会の構築。
死生観は人それぞれ違う。
自分の最期は自分で決めれる社会ではダメなんかね。
!!!