本日の毎日新聞朝刊記事を添付。

消防団に関するテーマは、粕屋町ではタブー案件。

団員を確保せよ、とか発言する人は、議会の中でもいる。

しかし、団の改革に対する発言は、恐らく、私だけではなかろうか。

いや、私しか、出来ないのではないのかね。

地域から出ている議員は、まず、団を改革する、等の発言は出来ないだろう。

そんな人たちが議員になり議会の多くを占めている現状、また、役場のトップも役場を定年退職した地元の人がなるのが続いておる現状、地域に根差した消防団の組織の改革が出来ず、昔のままの古い慣習が続いている。

 

「消防団員の処遇等に関する検討会」 中間報告書及び消防庁長官通知が4月13日付けでマスコミ等へ発表。
その報告書の一つに、団員への報酬の支払い方法の改善を促している。


この件は、私も粕屋町議会で発言している。
令和元年9月議会、一般質問で。
内容は、団員への報酬は個人の金融口座に支払うべきだ、というもの。
現在は、役場から消防団の口座に直接支払われており、役場としては、現在の方法で何ら問題はない、と言う認識での答弁であった。
昔の時代に時計が止まったままだな、感じた次第だ。
現在社会でこの様なやり方は、組織の在り方としては、コンプライアンスに引っ掛かるんだけどね。
 

さて、私が思うに、行政のだらしなさをつくづく感じる。
何故、ワザワザ、検討会と称して、外部から人を集めて、という消防庁の手法だ。
消防庁が自ら動かんかい、と言いたいがね。
もう何年も前から、消防団の課題、組織の改善点を分かっていながら、内部で変えていこうとする姿勢が全く見えない。
報酬の支払い方法という、こんな簡単で、当たり前に改善が出来ることを、外部に任せる組織の凋落。
消防団だけでなく、消防庁自体の組織の解体・出直しも必要ではないだろうか、と感じるのは私だけかな。
 

最後に、総務省の調査によると、全国の消防団の約6割が、報酬を個人に直接支給していない、らしい。
我が粕屋町もその中の団体の一つに含まれている。
自分が働いたのに、それに対する対価である報酬が自分に支払われず、第三者に渡る制度を、可笑しい、と発言する私の方が間違っているのかな。
!!!