大切に | 加寿利屋“日誌”

加寿利屋“日誌”

こだわり抜いた趣味の呉服

繊維には、動物であったり植物であったり、その他化学繊維であったりと、それぞれの特徴や性質があります。

布つくりには、糸が1番重要で、糸が持つ本来の良さを生かし、生地にしていく。その方法も職人さんのこだわりによって様々です。




生地が持つ本来の性質を最大限に引き出すには、まず、着るものはよく着ること、

布(タオル、布巾、雑巾等)はよく使うこと。

それが1番で、使い手に馴染む頃、布は生かされるのだと思います。糸に呼吸をさせ、元気を与える。

自然の繊維は、最後は土に還る。

そういうものがいい。

最後まで役目を果たしてもらいたい。


いよいよ梅雨の時期が入ります。

湿度は生地にとってもあまり良くありません。

お手入れは、天気のいい日に空気にふれさせるだけでも違いはあります。

生地は大事に、長く長く愛用していただきたいです!


今日は職人の仕事。

お預かりの着物のお直しを仕上げねば

汚れにも一点一点同じ物はありません。

糸や染色の奥深さを今日もひしひしと感じており

ます。





お困りごとがあれば必ず専門店に!

何事もお早目にご相談くださいね!


加寿利屋