次に伺ったのは飯田紬(廣瀬草木染織工芸)の工房です。
廣瀬さんの紬は、糸を張り、手の力で緯糸を打つのではなく、
ゆるく、ゆるく、体の体重で緯糸を織り込み、独特な風合いの生地が出来上がります。
目で織るのではなく、シャトル(杼「ひ」)の音で織る。
by廣瀬さん
これは廣瀬さんにしかできない究極の逸品です。
生地に対しての話になると目の色を変え、興味深い話をたくさんしていただき、生地の好きな私にとって、とても為になるお話をしてくださいます。
人はどうしても楽な方を考えてしまう。
その中で「妥協はしない」「楽はしない」常に初心の気持ちを忘れず織ることを心がけていると言う廣瀬さん。
楽をしたら絶対にいい物はできない。
楽を考えた人たちは私の周りにはもういませんとおっしゃってました。
もともと学者を目指されていた廣瀬さんの本棚には興味深い本がずらり、染織以外の本にも興味深々になってしまいました。
さすが色々と染色分野以外にも勉強をなさってるんだなぁと思います。
反物の話はいいから飯田で一番おいしいお菓子屋さんのお菓子を食べていってくださいとおいしい柏餅をいただきました。
とてもおいしかったです!
細部まで気を使っていただきありがとうございました。
これからもお元気でいい物を作っていただきたいです。









