昭和に大ブームを巻き起こした「ダッコちゃん」
全身真っ黒のビニール人形で、タカラ(現在のタカラトミー)から1960(昭和35)年に発売されました。
ダッコちゃんというのはマスコミがつけた愛称で、正式名称は「ウインキー」です。
両腕が輪状になっていてどこにでも巻き付くようなデザインで、当時は斬新でした。
ダッコちゃんを腕に巻き付けて街を歩くのが当時の最先端ファッションだったそうです
デパートや玩具店にはダッコちゃんを買い求める行列ができ、半年間で240万個も売り上げたといわれています。
しかしブームが過ぎて発売から半年で売れ行きがダウン、タカラは販売中止にしました。
その後1975年に復刻版が売り出されますが注目されず、1990年には黒人の赤ん坊を連想させ人種差別だとの指摘で製造販売が中止になってしまいます。
ところが2001年にデザインとコンセプトを変えて復活します。
新生ダッコちゃんは黒だけでなく7色が採用されました
さらに最初のブームから50年たった2010年には「ビインキーズ~だっこちゃん天使と森のなかまたち」として新たなダッコちゃんが誕生します。
デザインを一新し天使をイメージしたもので、森のなかまたちとして動物6種のビニール人形も加えて発売しています