野球で投手が手の滑りを止めるために使うものがあり、それはロージンバッグと呼ばれています。
公認野球規則ではロージンバッグは審判員が管理し、投手板の後方の地面に置くことになっています。
あの袋の中身はいったいなんでしょう
気になります。
ロージンバッグは英語のresin bagからきていて、ロージンとは松ヤニのことです。
ですから、ロージンバッグとは直訳すると「松ヤニの袋」になります。
あの袋の中には松ヤニの粉が入っているということになります。
松ヤニには粘り気があるので、滑り止めとして役に立ちます。
ですが、ロージンバッグの中身がすべて松ヤニの粉、というわけではありません。
松ヤニは粘り気が強いので、それだけではあまりにも強力すぎて、皮膚を傷つけてしまいかねません。
そこで、炭酸マグネシウムや石油樹脂が混ぜられているのです。
投手がロージンバッグを手にするとき、白い粉がもふもふとでるのですが、あの大部分は炭酸マグネシウムです。
ロージンバッグの中身の成分の割合は、炭酸マグネシウムが80パーセント、石油樹脂が5パーセント、そして、松ヤニの粉が15パーセント。
ですからあの袋は、正確には炭酸マグネシウムバッグ、ですね