引越しやら体調不良やらでバタバタして、かずしと会うのも3ヶ月ぶりとなる。

1ヶ月や2ヶ月くらいだと、そこまで会いたいとは思えず。

3ヶ月空いてやっと、かずしとデートするのも悪くはないかな?と思えたのだ。




久々に会うカズシは相変わらずの大型犬体型。

少しは痩せでもしたら、キュンとくるかもしれないのに。

そして足元はクロックス。

ちらと見て迷ったけど、口にしてみる。




「いつもクロックスだね」

「暑いし靴履く気になれないんだよね」

「ふーん、私とのデートなのに気合い入ったないのかしら?」

「えー、そんなことないよ」

「私もサンダルで来ようかなぁ、、」




カオルが本気でイヤがっていることは、伝わっていないようだ。

だって今日のカズシのファッションときたら、変な熊のキャラがついたハーフパンツに、ミッキーマウスのTシャツである。

デートだというのに、気が抜け過ぎてない?

ただの部屋着じゃん?




一方のカオルは、バチっと綺麗目なデート服で、側から見てどう映っているのだろうと、気になってきた。

それというのも、ランチするレストランのカウンターに座っている時に、店員からの視線を感じたからだ。




カズシの容姿は若くは見えないが、もしかして私たち親子とかに見えてたらどうしよう??

キャラモチーフのハーフパンツとTシャツのカズシが、どうしようもなく幼稚に思えてくる。

あまりにも気遣いがなくない?

年上の恋人と会うなら、ファッションにも気を遣ってほしい。




今までほんのり思っていたことが、急に気になってくる。

服装くらい自由にさせてあげたいけど、こんなんじゃキュンともドキッともしない。

はぁ、何が楽しくてデートしているのだろう、、




ランチして買い物してスイーツを食べる。

カオルに従順で、グルメに関しての金払いが良い所が、カズシの長所だ。

あと口で奉仕してくれる所。

今日は彼の母親が留守だというので、家に上がりイチャイチャする。




「カオル可愛い、美脚、肌スベスベ、美人、綺麗、良い匂いする」

2人きりの空間になると、デレデレベタベタしてくるカズシ。

頭は冷え冷えとしているが、体は反応して気持ち良くなるカオル。




奉仕されカオルがイキ、珍しくカズシの元気もありそうなので、入れてみる。

少し動いたら、すぐに柔らかくなる。

あー、こりゃダメだ、、、

特にお互い何も言わず、体を離す。

カズシはカオルの体をペロペロと舐め、じっくり味わう。




うーん、まぁ、たまーに会うなら、良いのかな?

カズシは大型犬のように尻尾振って喜んでるし。

カオルも気分転換には良いのかもしれない。