まーさんは、彼女たちとちゃんと関係性を長続きさせてきたんだな、と感じられるエピソード。
「共通のゲームを始めたら、セックスばかりじゃなくて、一緒にゲームもできるでしょ?」
その発言が胸を刺す。
まーさんはセックスだけじゃイヤなのかな??
「そんなことないよ、ずっとセックスしてても良いんだけど、他に一緒にできることがあれば、それはそれで楽しいでしょ?」と言う。
確かに、まーさんにとっては普通のカップル扱いなんだよなぁ、私たち。
カオルにとってはまーさんは婚外彼氏で不倫相手で、夫とは出来ないことを求めている相手。
だからセックスだけでも充分だし、セックスがあることが大事なのだ。
けどまーさんからしてみたら、カオルは今唯一の彼女という存在。
普通のカップルとして、普通のことして過ごしたいよなぁ、、、
まーさんにとっては非日常というより、日常なんだろうなぁ、、、
20代の独身時代に不倫していたカオルには、その気持ちもよくわかるのだ。
共通の趣味を待とう、と提案してきたまーさんの心情を探る為の会話が終わり、ダラダラ話す。
特にトピックもなく、だが切るタイミングもなく、まーさんから切り上げる様子もなく。
けどお互いの恋愛観を話していると、感覚のズレに気付く。
会う回数や、好きの度合い、そんな感覚を話していると、ケンカになりそうな雰囲気、、
まずいなぁ、このまま話を突き詰めると、言い合いになりそう、、、
そんな流れを察して、まーさんが切り上げようとする。
それはそれで淋しくなる。
だって全然イチャイチャできていない。
今日の電話は甘々なトークな少ない。
愛情確認できなかった。
全く物足りない。
しかも、まーさんが電話することを望んでいたんじゃないかと思っていたのに、そうでもないらしい。
まーさんは特に連絡を取らなくても、好きという気持ちは持続するらしい。
それを聞いて更にガッカリくるカオル。
なんだ、じゃあLINEのやりとりを喜んでいるのも、電話で嬉しいのも、私だけなのか…
まーさんはただ、私に合わせて付き合っているだけなのか…
そんな風に気持ちが落ちてくる。
だからあまりスッキリしないまま、「大好きだよ、愛してるよ」と伝え合い、電話を切る。
私の勘違いだったみたい。
まーさんが会っていない時でも、繋がりを感じたいと望んでいる、というのは。
私の思い違いだったようだ。
そう、私が思いたかったんだ。