週に一度のまーさんとのデート。

前回から2日空けてなので、あっという間な感じがする。

そう考えると、週に2回会うとなると、結構会いすぎてしまう感じになるのかなぁ、、

だから週に一度がちょうど良いんだろうなぁ、なんて思うカオル。




20代の頃、毎日好きな人に会いたいなんて思っていたのが嘘みたいである。

年齢を重ねて、時間が過ぎるのが早く感じるからなのかなぁ。

自分一人の時間も大事だしなぁ。

何が何でも恋人!みたいな依存する感覚から抜けれたのは、喜ばしいことである。




まーさんは時間通りに迎えに来てくれ、会うなり抱きついてきたカオルに、クールな表情をしつっ頬を緩ませる。

朝からデレデレには決してならないが、確実に嬉しそうな横顔である。

本当に素直じゃないんだから。




お昼ご飯をスーパーで買い、川沿いで緑の木々に囲まれてピクニックする。

お腹が満たされたら、日陰の駐車場へ行き、まったりする。

そのままイチャイチャに雪崩れ込み、合体する。




カオルの体調が戻ってきたからか、お互い機嫌良く過ごす。

まーさんの腕の中で熟睡して、清々しい気分になる。

夫が出向に出たので、今日はのびのびとした気持ちでデートできる。




前回早めの時間にデートを切り上げたことを、まーさんに聞いてみる。

「私は淋しかったし、慌ただしい気分だったけど、まーさんはどうだった?一人の時間ができて嬉しかった?それとも淋しかった?」




「オレは慌ただしいとは思わなかったけど。嬉しい事はないよ、もっとカオルさんといたいのはいたかったよ」

「そうだよね、、」

「じゃあ早く帰る日は、早めの時間から会う?」

そう提案してくれる、まーさん。




私に合わせてそう言ってくれてるのかもしれないけど、会いたいと思ってくれるのは嬉しい。

だって私が逆の立場なら、哀しくて淋しいもの。

まーさんがどれくらいのテンションなのかはわからないが、こうして私から質問しないと、心の内を話してくれないから。




でも聞いたらちゃんと答えてくれる。

はぐらかさずに正直に話してくれる。

その真摯な姿勢が好きだなぁと思う。