新しいアパートでの生活も慣れてきて、40分かけて車で通勤するのも、やっと体が覚えてきた。

しかし疲れる、眠くて眠くてしょうがない。

更年期?年齢的なもの?不定愁訴?

何もする気が起きない。




毎日は、起きて食事の準備をして食べ、洗濯物を干して、一旦休んで仕事へ行き、帰ったらお風呂に入って寝る。

生活以外のことが全くできない。

ドラマを見る元気すらない。




私の体、なにかおかしいのかな?と思ったが、多分単純に新しい生活で疲れているのだろう。

強気に、もう慣れたかも♪なんて思い込もうとしていたけど、脳は新しい情報を処理することに疲弊しているようだ。




こんな時は自分に無理をさせてはいけない。

こうして当たり前に生活ができるだけで、ありがたい。

どうにか休まず仕事に行っているだけで、偉い。

だってお風呂に入るのも、髪を洗うのも面倒くさいもの。




どうにかこうにか生きていて、偉いなぁ自分、と思う。

以前は何もできない自分を責めていたけど、生きてるだけで偉いと思えるようになった。

こうやってどうにか新しい生活をしている自分を、褒めてあげる。




普段街中に勤務しているから、休みの日は人や建物が多い場所に行きたくない。

緑豊かな公園を散歩して、のんびりしたい。

アパートがある場所は街中からだいぶ離れていて、心が落ち着く。




若い頃は都会に憧れていたのに、今は程良い田舎が良いと感じる。

これも年齢なのか??

虫は苦手だけど、山や植物が豊富な場所は好きだ。




しかし年齢を重ねると、田舎じゃ不便だとも言うし。

車が運転できなくなったら、致命的だしなぁ、、

体の変化と共に心境が変化して、求めるものが変わっていく。




そんな自分が面白くもあるけど、こんな調子で生きていけるのかな?とも思う。

これから先の人生は長いのか、短いのか?

こんな話すると、まーさんには笑われるけど。

45歳のカオルは、そんな事を感じてしまうのだ。