家の近くまで戻り、夜になるまでまた車内でゆっくりする。
さっきイカなかったカオルは物足りずに、二回戦に持ち込む。
ムラムラが足りないけど、どうにか絶頂に達し満足する。
「合体したままでいようよ」
とまーさんとひとつになったまま、しばらく過ごす。
体がひとつになるだけで、安心するし満足度が高い。
離れた後も、お互いの体を触りながら、お喋りする。
まーさんが休みの日何しているのか?
友達に会ったりしているのか?
そんなことを質問していると、、、
「全然友達には会ってないよ。別に今は会わなくても良いかな。カオルさんと別れたら、友達と遊ぶよ」
「えっ、そうなの?友達から誘われたりするんじゃないの?」
「うーん、でも週に一度はカオルさんと会うし、もう一日の休みは自分の時間だし。友達と会う時間はないし、今は別にいいかな、、」
その答えに、キュンとするやら嬉しいやらのカオル。
そして、まーさんて意外と恋愛体質なのね、と思った。
一見淡々としていて、恋愛は二の次みたいな雰囲気だけど。
実は彼女や恋愛事がないとダメなタイプっぽい。
しかも恋愛相手に対する許容量もかなり深い気がする。
ちょっとしたことでは、引かないというか嫌いにならないというか。
結構色んな要素を受け容れるタイプのようだ。
意外だけど、嬉しいことだ。
そんな新たな一面を発見できて、カオル優先に動いてくれるまーさんを知れて、ニヤニヤしてしまう。
なんやかんやで、私のことかなり好きだよね?
まーさんからすると、私の方が「好き」オーラ出しているようで、「すごく伝わってるよ」と言う。
お互いに相手は自分のこと好きだと思っている、頭お花畑なバカップルなのだ。
辺りが暗くなり別れ際前に、もう一回戦する。
時間いっぱいひとつになって、体で触れ合う。
体中の細胞から愛を感じる。
体も心も満たされる。
お互いに充電できているのが、感じられる。
何度も強く抱きしめ合い、キスをして、お別れする。
車を降りても、またキスをして手を握り合う。
切なげな瞳で見つめ、「また来週ね」と手を振る。
満足感と安心感のあるまーさんとのデートに、精神的にも安定するカオルだった。