別部署のK宮さんとは、それから頻繁にLINEをするようになり、とんとん拍子に飲みに行く日は決まった。
カオルは、夫が出張になると、その隙を見計らって恋愛活動をするようになっていた。
やはり夫の目があると、外出はしにくいのだ。
だから出張でいないとなると、ここぞとばかりに予定を入れたくなる。
K宮さんとの初飲み会の日、久々の新しい男性とのお出かけにワクワクしていた。
お気に入りの下着をつけて、香水を纏って、女の自分が高まっていくのを感じた。
仕事終わりに合流して、彼が決めていた焼き鳥屋さんに連れて行ってもらう。
ビールも鳥料理も美味しくて、話も弾んだ。
酔った勢いもあってか、K宮さんから褒め言葉を聞いた時には、もうカオルはニヤニヤが止まらなかった。
嬉しい〜
K宮さんから女性として見られてるなんて。
こういう分かりやすい褒め言葉って、社交辞令だと思っても、弱いんだよねぇ。
仕事の話や家庭の話、ひと通り話した最後には、もう夫婦間ではトキメキがないですよね、、
なんて流れになっていた。
家の方向が同じだったから、目立たない裏通りを2人を歩いて帰った。
もうこの辺りでお別れですね、となったあたりで、彼からのまだ帰りたくないオーラを感じた。
そしてすぐそこにあった駐車場で立ち止まり、そのままキスをした。
彼の手は、私の胸に行き、スカートの中へ。
キャー、こんな所で、結構大胆!
少しの間、そんな濃密な時間を過ごして、この続きはまた、という別れ方をした。
初回の飲み会でまさかここまで進むと思ってなかったので、ドキドキもスパークしたカオル。
もうここまでしたら、次はエッチだよねぇ。
さーて、いつできるかしら?
早くしてみたいなぁ、体の相性確かめたいわ♪
新たな恋愛相手の出現に心を躍らせるカオルだった。