お中元 神仙太乙膏サンプル
例年、夏前に来られた患者さんにお上げする、お中元
6月はじめに作った「神仙太乙膏」を、2センチ大のサンプル缶に詰めています。
軟膏の固まりから、サンプル缶に小分けしようとするときに、軟膏ベラを適当に突っ込んではいけません。
軟膏は、常温でもある程度の硬さがあるので、固まりのままで缶に詰めると、実際に塗ろうとしたときに使いにくい。
それで、ヘラの先で周囲から真ん中に向けて、薄くこそげていきます。
柔らかくした小さな固まりを、軟膏缶の底の角から、隙間ができないように詰めていきます。
また、そうやって均等にこそげていくと、軟膏が空気に触れる部分が少なくなって、保存には有利。
それに、軟膏の瓶を開けた時に見た目がスッキリしてたほうが、気持ちが宜しい。
「神仙太乙膏」のサンプルをこの時期に配るのかというと、この軟膏は、<痒いとき>に効くから、蚊やアブ、草まけなど、何かと皮膚の痒いトラブルの多いときに、お役に立ちそうだからです。
普通の市販のクリームと比べると、すこしべたつきますし、カレー粉のような臭いがするのは、我慢していただきましょう。
蚊に刺されたときなど、すぐに塗りこめば、サッと痒みは無くなります。
刺された所が、後でアレルギーを起こして、いつまでも痒いような人は、「神仙太乙膏」で治しておけば、安心です。
アトピーなどの痒み止めとしては、ステロイド剤ほどは効きません。
ただ、「神仙太乙膏」を塗って、ある程度の範囲で痒みが我慢できて、ステロイドの使う量が減らせれば、治療にプラスです。
お試しください。