ホテルの朝食に行った時のこと。

ワッフルを2枚、トースターに入れておいて、その間にコーヒーを取りに行きました。

ホテルの朝食テーブルにはポップアップトースターは全部で6台あって、パンやワッフルなど食べたいものを自分でトースターに入れて焼くスタイル。

これは北米のホテルでは一般的です。

 

そろそろ焼けかな?と戻ってみると、トースターは6台とも空で、私の焼いたワッフルが忽然と消えていた。

思わず

 

えっ?!ポーン

 

って大きな声が出た。

すると目の前にいた中国人のおばさんが、「えっ?!」って反応した。

瞬間的に、犯人はこのばばぁだオバサンだと確信した。

彼女のお皿をみてみると、ワッフルが2枚置いてあった。

 

「それ、このトースターに入ってたやつ?だったら私のだけど。」

 

というと、

 

「I just need one」(私、1枚しかいらないから。)

 

と言って焼けたワッフルを1枚返してきた。

 

 

 

はぁ???ムキー

 

 

あなたが何枚食べたいかは聞いてない。
私の2枚が、なぜあなたのお皿にあるのかを聞いている。

しかも、1枚返して解決した顔で立ち去ろうとした。

 

 

「You gotta toast it yourself」自分で焼け

 

って言って、2枚目の焼けたワッフルを彼女の皿から取り返して、生のワッフルを代わりに渡した。

すると彼女は、

 

「Oh...」

 

じゃない。こっちがOHだわ。

 

 

後で大ちゃんに、

 

「はるちゃんって絶対、ああいうの見逃さないよね。

俺なら、仕方ないな、って言ってもう1回自分の焼き直す。」

 

っていうから、

 

「嫌だよ。人の物を奪った人が得する世の中を作りたくない。」

 

朝から世界を背負う会話をする、正義感の強い女。

 

だって一言、

 

「知らなかった、ごめんなさい。」

 

って言えばいいだけのことじゃない?

 

何?謝ったら死ぬ病気なの?

 

いつの間にか、秋の満腹ツアーと化した私たちのオリバー旅行。

他人のお皿から自分のワッフルを取り返し、大ちゃんのお皿の方が美味しくて悔しがり、自分の限界を超えてまで食べ続け・・・

思えば、食いしん坊の戦いは、この朝から始まっていたのかもしれない。