先日、犬友と話をしていた時の事。

 

「大ちゃんは犬のお世話にすごく協力的でいい人ね。」

 

とお褒めの言葉を頂き、

 

「ベイブを飼う事には大反対したんだけどね、今はもうメロメロよ。

甘やかしすぎる問題以外はほんと、助かってる。」

 

という話をしていた時のこと。

 

「うちの主人は犬を飼うことにあまり協力的じゃないの。

熱量が違うって言うか、私と同じ思いでいないのを感じて、少し悲しく思うことがあるわ。」

 

という彼女。

そうね、全ての人が同じ思いって言うのは難しいかもね、なんて思っていたんですが・・・

 

「前の犬(小型犬)が老衰で最後にPut down(安楽死)した時、私は心が彼女の死に追いつかなくてね。」

 

「うんうん、もちろんそうだよ。」

 

「だから彼女の亡骸を冷凍庫に保管したの。」

 

「そうなんだ。」

 

「そして、たまに取り出しては膝に抱いて、思いにふけったわ。」

 

「そっか、そうやってGrieving(追悼)したのね。」

 

そしたら夫、

「You know she is dead? 彼女(犬)死んでるって分かってる?だろ?」

って言うの。

でも私はそうやって彼女を何度か膝に抱きながら、お別れするために心の整理をしたの。

 

悲しみの浄化方法は人それぞれですよね。

私はその行為を気味が悪いとは思えませんでした。

私だって、うちのベイブとサヨナラする時、どういう行動にでるか想像できないもん。

他人からしたら気味が悪い事するかもしれない。いや、きっとする。

でもそれが私のサヨナラの仕方で、ベイブの思い出を胸に前を向く行為なら仕方がない。

 

何回か冷凍された老犬を膝に抱き、心の整理がついた彼女は、最終的にワンちゃんを庭に埋めたそうな。

 

彼女の旦那さんは、

 

「冷凍庫を開けるたびに死んだ犬が入ってるの嫌だ!」って怒ったそうな。

 

それを聞いた大ちゃん。

 

「それは嫌だわ・・・」

 

ちょっと、あなた、私と同じ気持ちでいてくれてるんじゃないの??

私もやるかもよ?

 

どうやらうちでも、気持ちに多少の誤差はあるみたいです。