私が仕事で良く行く場所の近くにタトゥーショップがあり

そこのオーナーの女性と時々お話をする時がある。

 

彼女は20代前半だけど自分のショップを経営し、

毎日遅くまで頑張って働いている。

 

クールな雰囲気で、お世辞にもフレンドリーとは言えないのだが

何故か名前が日本っぽいので、親近感を持っている。

 

その名も「モモちゃん」もも

 

彼女自身もタトゥーアーティストなのだが、タトゥーアーティストといえば

みな、全身タトゥーだらけで賑わしい体をしているけれど、彼女には

目立ったタトゥーがあまりない。

 

ある日、彼女に

 

「モモちゃんはタトゥーアーティストなのに、

 あんまりタトゥーをしていないのね?」

 

と聞いてみた。すると

 

「私はとてもセレクイティブだから、身体に入れるタトゥーは慎重に選んでるの」

 

と言って、着ていたTシャツの前をペロッとめくって見せてくれた。

そこには、胸の真下にこんな感じの大きな翼がデカデカと入っていた。

 

 

 

 

おっぱいの下から生えてる感じ?

 

 

その他にもよく見ると、あちこちに沢山入っているのを見せてくれた。

ゴッツリ入っていないから、あまり気にならなかっただけだった。

 

その年代に好きな模様が、何十年も先まで好きである自信がないから

タトゥーって後々の後悔しか考えられないんだなぁ・・・

特に女の子はウェディングドレス着る時に、

どうしてもタトゥーがとても邪魔して見えてしまう。

 

ただ、誰に迷惑をかけるわけでもない、自己満足のアートなのだから、

その人が気に入っていればそれで良いのだ。

 

 

セレクティブというわりに、モモちゃんの身体にはかなりの量のタトゥーが

入っているのを知ったのだが、これが彼女の仕事で、彼女はタトゥーが好きなのだ。

 

私の、(若いうちにそんなに入れちゃって大丈夫?)という思想はすぐさまかき消した。

 

 

 

私も最近、私のネイルを見た年上の中年の女性から、

 

「その爪じゃぁ、お料理できないわね」

 

と言われ、「お料理できないんじゃない?」っていう質問じゃなく、

「出来ない」と言い切ったところに、

あぁ、この人の世界観ってすごく小さいんだ・・・と感じたことがあった。

 

ネイルが汚くなるからお料理しないじゃないんです。

お料理して汚くなったら、ネイルをやり直すんです。

でも、ジェルネイルはよっぽどのことがない限り、傷みませんしね。

 

年齢を重ねると経験も増えていくから、若い人よりも先に先が見えたり

答えが分かったりする事も多くなるかもしれない。

でも、だからと言ってそれだけが真実だと思い込み、

柔軟に発想出来なくなるのは絶対避けたい。

 

人の価値観は、本当に人それぞれ。

 

 

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と、今日の記事は実は半月ほど前に書いたものなのですが、

今日本でりゅうちぇるさんという芸能人が、両肩に妻と生まれた子供の

タトゥーを入れた事で、非難の声が集まったというニュースを読んで、

自分の書いた記事がめちゃタイムリーになってしまったことに気づきました。

 

確かに日本でタトゥーは「入れ墨」という名前で、「ヤクザ」を連想させる

行為という意識が未だに強いですよね。

日本のそういう保守的な考え、私は嫌いじゃないです。

ただ、北米とはえらい感覚が違うなぁと感じますし、変わったことをしたい人にとって

日本は住みにくい国だろうとは思います。

実際、私が北米に来た一番の理由がそれでした。

 

刺青をしていたらプールや温泉などに入れないという規則は、これから

オリンピックを主宰する国としては変えていった方が良いとは思いますが・・・

 

りゅうちぇるさんという方は私は存じ上げないのですが、

そのタトゥーを見た感想としては・・・ ダッサ・・・

タトゥーを入れたからじゃなくて、入れたタトゥーがダサいから非難されているのでは?

 

あくまでも個人的な意見ですパー

 

 

 

今日のビッチ

 

誰かの間違いを証明した後、髪をかき上げて次の惑星へ行く