不定期に宗鏡寺で開催されている「十日会」の勉強会は、今回は京都の草臥苑(くさぶしえん)みちすから苑主・織田純平氏に宗鏡寺の庭園の説明をしていただきました。
本堂入口のつくばいの「手水鉢」その前の「前石」右の「湯桶石」左の「手燭石」庭と建物の仕切りの「垣根」の配置などそれぞれ意味のあることや、手水鉢から流れた水で音を奏でる「水琴窟」になっていることを教わりました。
方丈前の庭園の中心の石は、お釈迦さんの涅槃(入滅)の様子を表し、周りの石は弟子を表し、末広がりに配置されています。
よくよく眺めると、お釈迦さんが横に寝られているように見えます。
そんな風に見たことがなかったのですが、一度そうインプットされるとお釈迦さんの涅槃図に見えてしまいます。、
沢庵和尚作庭の「鶴亀の庭」から開山堂や茶室に上がる飛び石や、周りの石の据え方、木の配置で、険しい山道を登って目的地に辿り着く様子が表わされています。
鶴亀の庭から上ると、茶室があり、城崎の来日山に対して建てられ「対来閣」と名付けられています。
などなど、何度も見ているにも関わらず、知らないことが多く、大変いい勉強になり、奥の深さを感じる勉強会でした。