昨日紹介したテージョ川北岸沿いの世界遺産・ベレンの塔の上流側に1960年に帆船をモチーフにして完成した「発見のモニュメント」があります。ここには大航海時代を切り開いた偉人たち32名の像が東側と西側の壁に刻まれています。東側にはエンリケ航海王子、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼラン、フランシスコ・ザビエルなどの航海者、天文学者、地理学者、宣教師などの蒼蒼たる偉人が並んでいます。

 このモニュメントは二代目でエンリケ航海王子の没後500年に当たる、1960年に建てられた記念碑です。前身は1940年の国際博覧会のために作られたもろい材質だったためコンクリート製に建て替えられています。

 

 

 

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リスボンのテージョ川に向かって建つ「発見のモニュメント」

北側から。奥がテージョ川

大航海時代の幕開けを導いたエンリケ航海王子の没後500年に当たる、1960年に建てられた記念碑

 

リスボンのテージョ川に向かって建つ「発見のモニュメント」

高さ52m。エレベーターで上がる7階は展望台になっています。

 

「発見のモニュメント」に刻まれた蒼蒼たる偉人たち(東側)

 

「発見のモニュメント」に刻まれた蒼蒼たる偉人たち(東側-1)

①カルベル船の模型を持つエンリケ航海王子 ②アフリカ・ポルトガル帝国を形成したアフォンソ5世 ➂インド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマ ④ブラジルに到達した海洋探検家ペドロ・アルヴァレス・カブラル ⑤初の世界一周を達成したフェルナン・デ・マガリャインス(マゼラン) ⑥ガマがインド洋を航海した際にカラベル船「サン・ミゲル号」の船長を務めた海洋探検家ニコラウ・コエリョ ⑦アジアへの北西航路発見に努めた海洋探検家ガスパル・コルテ・レアル

 

「発見のモニュメント」に刻まれた蒼蒼たる偉人たち(東側-2)

⑧「紅海航海日誌」「アジア史」を著した歴史学者、作家 ⑨ヴァスコ・ダ・ガマの兄、インド総督を務めた船長 ⑩ヨーロッパ人として初のアフリカ希望峰を発見した海洋探検家バルトロメウ・ディアス。希望峰の名付け親はジョアン2世 ⑪ポルトガル人初の赤道越えを達成した海洋探検家ディオゴ・カノン ⑫日本やインドで布教活動を行ったイエズス会宣教師スペイン人のフランシスコ・ザビエル

 

先頭でカルベル船の模型を持つエンリケ航海王子と

右隣のアフリカ・ポルトガル帝国を形成したアフォンソ5世

 

インド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマ

 

初の世界一周を達成した

フェルナン・デ・マガリャインス(マゼラン)、中央 

 

アジアへの北西航路発見に努めた

海洋探検家ガスパル・コルテ・レアル

グリーンランドとカナダに到達したとされるが、行方不明となり寄港することは

なかったと言われています。

 

日本やインドで布教活動を行った

イエズス会宣教師スペイン人のフランシスコ・ザビエル

 

モニュメント上部東側壁面のポルトガルの国旗に記された紋章をデザイン化したものと思われます。

 

テージョ川に架かる4月25日橋(全長2277m、1959年完成)と

南岸(右側)のクリスト・レイ(巨大キリスト像)

 

テージョ川(南岸)のクリスト・レイ(巨大キリスト像)

高さ110m、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにあるキリスト像を模してもので

1959年に完成。エレベーターでキリスト像の足元まで上れます。

リスボン市街が一望できます。

 

 

  次回はモニュメントの西側へ続きます。

 

撮影:2019年5月25日 

 

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