昨日は、藤井四段の、30連勝をかけた竜王戦があり、
流行りものにはとりあえず乗ってみる私は、午後3時あたりから夜9時半ごろの投了まで、延々ニコニコ動画の番をしておりました。
将棋は全然といっていいくらいわかりません。でも、棋士さんの世界観とか逸話みたいなものは好きで、そういったものを読むことはあります。
さて、わからないものを延々観ているのはかなりの暇人です。
どれくらい暇かというと、ラース・フォン・トリアー監督の某問題作、裸ばかり出てくる1部2部合わせて計5時間以上のものを、平日の昼延々映画館で観るくらい暇です。
さらに、インフルエンザで自宅軟禁の際に、ドストエフスキーの『悪霊』を読んだときと同じくらいの暇さです。
で、竜王戦はどうだったのか、と言われると、「わからないけど面白かった」
トリアーの問題作は、「わからないけど、ショックだった」
『悪霊』は、「わからないけど、その後ずっと引っかかってる」
実はこの、「わからないけど、・・・・・だった」というのが、個人的にはたまらない。
何時間も使って、「・・・で、なんだったの?」というのが、何年後かにふと思い出されるのがとてもいい。
性格的にはけっしてのんびりした人間ではなく、どちらかというせっかちだと思うんですけども、こういうことには時間を惜しまない(・・・惜しまない、という表現は当たらないですね・・・笑)。
こういうことと同じに語っていいのかどうかわからないんですけども、話は、ハンマークラヴィーアの終楽章です。
何回聴いても・・・・わからない、
名演らしいものを聴いても・・・・わからない、
楽譜を見ながら聴いても・・・・・わからない、
楽譜を見ながら音を並べてみても・・・・わからない、
1か月ほど弾いてみても・・・・わからない、
わからないから・・・・・あきない、
わからなくてあきないから・・・・・・一日に何度でも弾く、
わからなくて何度でも弾くから・・・・・だんだんやめられなくなってくる、
↑ 今、この辺です(笑)
どのみち、私などの理解も想像もなにもかも超えた曲です。
毎日楽しみにやっていくしかありません。
だって、受精卵が自分の子宮内で人間の形になっていく過程だって、実感としてはなにひとつわかんないんです。わかんないけど、産まれてくるんです。(← 盛大に飛躍)
そういう、「わからないけど、・・・・・だった」ということがあってもいいんじゃないか、と
ここ数日思っています。
