朝起きて、軽く練習しましたら、どうにもご飯と豚汁を食べたくなりまして、 出番が11:45というのに、9時過ぎからのこのこご飯作り。子供の昼ごはんにもなるしということで、思い立ったが豚汁(殴)。

そのおかげで、最初のおふたりは聴き逃してしまいました・・・・申し訳ありません。

会場に到着して1部と2部の間の休憩で、こそこそステージで音出ししてましたら、ほかの方と話しておられたH先生、ぱっと振り返られて、

「あなた1番よね?たしかに古典的(作品)ですけど、もう少しひと続きで弾いたら?」と第1番ソナタ第1楽章冒頭についてアドバイスが飛んできました。

そこでふたたびこそこそ練習していたら、今度はステージ裏から出てこられて

 「細かい音気にしてるからそうなるのよ。そっちじゃなくてこっちの音を意識して。フルートかバイオリンで弾いてるみたいに歌ってください~」 ・・・まさかの直前指導(汗)。

 どうにも自分で方針がバシッと決まりきらなかったところで(冒頭なのにそんなことではいけないんですけど)、なるほど言われてみればそういう風に弾きたいですし、そこをそう弾くとするとそのほかのところも少し変化するので、どうするかなあ・・・・・暗譜のままでいくか・・・それとも楽譜おいて、見ながら手を入れて弾くか・・・・

このコンサートはコンクールでも対外的な演奏会でもなく、どちらかというと「みんなで聴きあってベートーヴェンへの理解を深めよう」という趣。ならば、「こう弾いてきました」と用意したままを弾くのではなくて、アドバイスいただいたことを未消化ながらも音にしながら弾く方がいいのでは??もしかしたら、本番途中で指導入るかもしれないし(笑)。

というわけで、楽譜おいて(この1番に関してはほぼおいてるだけ)弾きました。さすがに直前に言われたことをちゃんとはやれませんでしたけど、リピートしてちょっとだけ気持ちだけ近づいたかな、と。

(自分の演奏に関してということで、続けて書きますけど)22番のほうも実は暗譜に迷いがありまして・・・。

ここ数日はもちろん見ないで弾けてましたけど、なんといってもこの曲については1番にくらべるとはるかに日が浅く、かつ昨日楽器店で練習していたら、たまたまいらした松本さんに「少しテンポあげて流れを出したら」と言われ、願わくばそう弾きたいとは思ったんですね。それで昨夜テンポを上げて練習してみましたけど、テンポが上がると逆にちゃんと弾けなさそうなところが気になったり、長いフレーズ全体より今弾いてるところが気になったりして、うまくいかない。つまりその程度しか心身に入ってないからそういうことになってしまうのですが、この際ゆっくりはずさない路線でいくか、細かいとこは落としても流れを作るか・・・・まだまだ悩んでいました。

1番で楽譜をみたことと、22番の私の前に21番(ワルトシュタイン)を弾かれたある先生の濃い音を聴いているうちに、「まだまだ自分はちゃんと楽譜を読んできてないなあ」という思いも起こり、一方で大先輩である先生方が暗譜で臨まれているのに、40代のくせに見るのかっ・・・という迷いもありましたけど、「いいもう、流れでいくっ」と吹っ切りました。

結果良い演奏だったかどうかはわかりませんけど(たくさん細かいところはやっちゃたので)、楽譜を置くことで長いフレーズが視野に入り、先々のことは予感しながら弾けたような気がします。そこまでほんとは暗譜でたたきこまねばならないのですが、・・・・正直時間切れでした。

ひとりの先生に「22番の2楽章の躍動感が良かった」と言っていただけたのが救いでしょうか(笑)。

15番(田園)を弾いた友人、すごく練習したみたいで、私がこれまで4回聴かせてもらったどれよりも良かったです。H先生に「ゆったりと自然を感じさせる演奏で良かったわよ。あなたにケンプが憑いてたわ」と言われてましたが、きけば友人はいろいろ聴いたなかでケンプが一番しっくりきて、参考にしていたとのこと。「憑いてる」と看破したH先生もすごいと思いますが、ケンプに似た演奏ができた友人もなかなかのもんです。(ちなみに私は「あなたにはベートーヴェンが憑いてたわ」と言われましたが、先生にはもしかして何か見えたのでしょうか・・・)

そうそう、今日は私、またまた譜めくり人でして、7番、14番、15番、30番、17番とめくりました。最近は職業なんじゃないかというくらい、行く先々でめくらせてもらってます(笑)。

H先生の演奏については先述いたしましたけど、先生ご自身昨年は体調不良、今年はご両親の介護など、ピアノどころではないといったご状況のもと、30~32番を完璧暗譜で(暗譜とかなんとかそういうレベルのことを言う事すらはばかられる演奏でした)、神々しいような演奏をされました。

これで5回連続参加させていただいておりますが、毎年出るのはけっこう大変です。第1回で弾いた「熱情」以外は、私毎年新しい曲を手掛けておりますので、(大曲はあまり弾いてないとはいえ)これまたそれなりに負荷がかかります。11番、2番、9番、1番&22番ときましたが、来年は24番「テレーゼ」の予定。2曲にするかどうかはこれから考えます。

・・・・・・とにかく終わってよかった(涙)。

今年は、5月のソロコンサートと本日のコンサートがまったく同じ場所。ピアノに関しては本年の最初と最後の演奏会が同じところだったというわけです。

本日聴きにきてくださった方々、どうもありがとうございました。ステージ関係の手伝いとか、終演後はあまりの衝撃に口がきけずに黙々と裏の片付けをしておりまして、ちゃんとご挨拶もせず、大変大変失礼いたしました。またの機会がありましたら、今度はゆっくりお話させてください。

 

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~ 第5回 ピアノソナタ全楽章を弾く ~

 

日   時 : 2012年12月15日(土)

第1部 10:00~11:35

第2部 11:45~13:30

第3部 13:40~15:30

第4部 15:40~17:30

 

会   場 : 広島市南区民文化センター スタジオ

   広島市南区比治山本町16-27

入 場 料 :   無 料

 

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第1部

第11番

op.22

変ロ長調

 
 

第17番

op.31-2

ニ短調“テンペスト”

 
 

第23番

op.57

ヘ短調“熱情”

 
 

第27番

op.90

ホ短調

 

第2部

第1番

op.2-1

ヘ短調

 
 

第7番

op.10-3

ニ長調

 
 

第14番

op.27-2

嬰ハ短調“月光”

 
 

第15番

op.28

ニ長調“田園”

 
 

(欠)⑨

第17番

op.31-2

ニ短調“テンペスト”

 

第3部

第14番

op.27-2

嬰ハ短調“月光”

 
 

第20番

op.49-2

ト長調

 
 

第21番

op.53

ハ長調“ワルトシュタイン”

 
 

第22番

op.54

ヘ長調

 
 

第23番

op.57

ヘ短調“熱情”

 
 

第30番

op.109

ホ長調

 

第4部

第17番

op.31-2

ニ短調“テンペスト”

 
 

第21番

op.53

ハ長調“ワルトシュタイン”

  
 

第30番

op.109

ホ長調

  
  

第31番

op.110

変イ長調

 
  

第32番

op.111

ハ短調