本日は何も用事のない日のはずだったのですが、
昼にチラシの挟み込みが入り、その後、3時から(挟みこみをした)広響の演奏会を聴くことになりました。
ならば・・と、午前中はひさしぶりにピアノの練習。さぼりっぱなしなので(わざとではないですけど)、なかなか思うようにいかないんですね。
ショパンのエチュードを超ひさしぶりに弾いてみたら、めまいがしたうえ、気持ち悪くなってきて、中断。
ほかの曲は大丈夫なんですけど、左右の移動に目がついていけないです。こんな遅いテンポでこれだったら、もし速く弾けるようになったらどうなるんだろう・・・・(その心配はなさそうですが)。
昼からは、チラシの挟み込み。学生さんのテーブルにはいってしまったので、これまたテンポについていくのに必死。年取ると潤いのない指がすべってしまい、紙がとらえにくくなるんですよ。指サックとかもありますけど、私に関してはそんなものはダメです。生指勝負でかろうじて目は回さず、流れは滞らせず。
3時からの演奏会ですが、こんなプログラムでした。
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フェニックスホール 15時開演
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲 “モスクワ河の夜明け”(約5分)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調 Op.23(約35分)
休憩(15分)
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27(約60分)
<アンコール>
チャイコフスキー:くるみわり人形より「トレパーク」
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今日はなぜか娘が行くと言ってついてきました。前半はまだしも、後半が心配なわけです。
「長い交響曲聴ける?」とたずねたら、「ラフマニノフって学校の音楽室に写真もないし、どんな曲作ったのか聴いてみたい。」という。
「ピアノコンチェルトならまだしも、交響曲はお母さんもあまりよく知らないし」というと、「どれくらい難しいのか聴いてみたい。激辛なのか中辛なのか」と、なかなかのチャレンジャーです。
・・・・・連れて行くしかありません(汗)。
ついでなので、ラフマニノフの話から先にしますと、娘の感想・・・・「『嵐が丘』みたいだった」。
もういいから、「嵐が丘」から離れなさいって(笑)。
私はこの曲はトータルではよく知らないんです、長いから(逃)。もちろん第3楽章とかは知ってますけど、ほかの楽章は歌えと言われたら全然歌えない。
もしかして生で聴いたのは初めてかも。・・・もし初めてだったら比較のしようがないのですけど、今日の演奏はとても良かったように思うんですよ。
なんで?(なんでってことないですけど)と思ってプログラムノートを見てみたら、広響は2003年にサンクトペテルブルグで演奏し、2009年にはレコーディングもしてるんですね。
手のうちに入ってる曲なのですね。また本日の指揮者は譜面なし、完全暗譜で振ってらしたです。
60分の長さを感じず、一気に聴けました。
プログラムは前に戻りますが、チャイコフスキーはこれまた(私にとって)たぶん初めての児玉桃さんで。
クリアかつ張力の高い音でもって、ぐいぐいひっぱっていく演奏でした。
チャイコフスキーにありがちな泥臭い感じはなく、どちらかというとシャープな印象。新鮮でした。
さてさて、夜はFMで松本さんの放送。
黒鍵とトロイメライとブラームスのOp118から3~6番、そして最後に2番でした。
ブラームスですが、118の第2番だけは何回か聴く機会がありましたけど、これだけまとめて聴いたのは、たぶん昨年2011年2月18日(東広島あらえびす)以来。
あれはおそらく、ご本人にとっても聴き手にとっても記憶に残るすごいコンサートだったと思います。
あの時点では、この演奏を超えるものが出てくるんだろうか・・・と私思いました。
濃密で身動きすらできなくなるような演奏で、その時はただただ金縛りにあったようで、まともな感想すら出てこなかったのですが、今日のラジオを聴いてちょっとわかったような気がしました。
金縛りにあったような・・・というのは、おそらく、演奏者と作曲家の、見聞きしてはいけないようなそれぞれの独白や二人のやりとりをきいたような気持ちになっていたのかも。よって私のように金縛りになったものもいれば、涙を流したかたもいたのかもしれません。ただそれは、聴き手としては容易に近づけないようなバリアをどこかに感じていたようにも思います。
今日の演奏は、ラジオからではありますが、以前の、演奏者と作曲者のある意味閉ざされた世界から、聴き手の記憶をよみがえらせ、いざない分かち合うような、開かれた世界に変化したものを感じました。
「超えた」というのが適切な表現かどうかわかりませんけど、昨年の2月からさらに高みにいかれたような。
・・・・・これでもう私は一生Op.118は弾きません(・・・意味不明)。
