わっ、懐かしい・・と思われた方、それなりのお年です(笑)。

昭和30年11月から翌31年4月にかけて、読売新聞に連載された石川達三の小説。(新潮文庫昭和55年第36刷)。

自宅に帰った折、見つけてまいりました。

これ、父の蔵書ではないです。高校1年16歳の私が読んだもので、最後のページに「S55.10.16」という日付と自分の名前が入ってます。

さてどんな本かといいますと・・・

<結婚適齢期の娘を持ち、停年間近のサラリーマン西村耕太郎は、平凡な生活に飽き、衰えゆく肉体の焦りから酒場の少女との恋に人生最後の冒険を試み、銀座に、熱海にと遍歴を始める----- 人生の頽廃期に立った男の自分の生活と環境と生命との秩序に対するささやかな反抗の試みと、その失敗の記録である。“ロマンス・グレーの性典”とも、“男性研究の書”ともいわれる問題作。>

48歳は人生の頽廃期にして、ロマンス・グレー(←死語?)

今この文庫本はもう売ってないように思いますけど、たしかに年齢観が当時と少し異なっているかもしれません。

不景気で閉塞的な今の時代ではありますけど、48歳のサラリーマンを「停年間近」と形容することはないのでは?

この「ロマンス・グレーの性典」であり「男性研究の書」を女子高生が読んでから、早32年が経過。

時もちょうど10月。・・・・再読してみますか(笑)。