「魚住恵リサイタル」を聴いてまいりました。(エリザベト音大ザビエルホール 18:00開演)

プログラム~~~~~~~~~~~

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 KV570

ショパン:ピアノ・ソナタ 変ロ短調 Op.35「葬送」

    (休憩)

ドビュッシー:<映像>第一集

武満 徹:<雨の樹素描 II -オリヴィエ・メシアンの追憶に->

メシアン:<幼子イエズスに注ぐ20のなまざし>より 「幼子イエズスの口づけ」

 (アンコール)

ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女

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全体として、お姿、ドレス、演奏、語り、すべてに非常にセンスの良いリサイタルでした。(ドレスは前半オレンジ、後半はブルー系の微妙に変色するもの)

お年はだいたい存知あげているのですが、信じられないくらいお美しく素敵。これまで何回か演奏に接しているのですが、ソロのリサイタルを聴かせていただくのは私は初めてで(11年ぶりでいらっしゃるとか)、あらためてご自分の世界をビシッとお持ちの方なのだと実感。

前半プログラム、しっかりとした音運び。充実した音質は高い音でも「アルト」を思わせるところがあり、(楚々としたお姿を裏切るような)男前な骨太さを感じました。

これはあくまでも私の個人的な感覚なのですが、いい意味で、二次元の「絵画」を思わせるところがあって、それは昨日広響のプログラムで読んだ、「ブーレーズが『メシアンは組み立てない。並置する』と語っているように・・・・」という一節を想起させるところがあり、後半プログラム、とくにメシアンへの期待が高まりました。

後半、ドビュッシーを経て、武満、メシアンへの運びはトークも含めて見事。

最近私自身の現代曲への親和性が増しているせいなのか、演奏がすばらしかったせいなのか、その両方なのかわかりませんが、とにかくメシアンは忘れられない。全20曲のうちの1曲だけだったのがとても残念でした。私自身の勉強の至らなさで、どこがどうよかったのか語れないのが非常にもどかしいのですが、「もっと聴きたかった、この世界にもう少しとどまりたかった・・・」という感想でお許しください。

次回、11年後と言わず、ソロリサイタルを開催されることを楽しみにしております。