ここは弦楽器ブログ?・・・というくらい弦の話が続いておりますが、
またまた弦楽器の記事です。
「小島燎 研究発表的 独演会 vol.2」
小島燎さんは、全日本学生音楽コンクール全国大会1位の腕前にして、今春、京都大学に現役合格。
ヴァイオリンと学業を両立させておられるという、スーパー大学生です。
おそれ多くも私・・・・昨年の室内楽研修でブラームスのピアノ五重奏をご一緒させていただき、
その後も何回かお話したりしておりましたので、それはもうこの日を楽しみにしておりました。
またピアニストの三島良子さんは、2007年2月某所におけるコンサートでご一緒して以来、
彼女の出演されるコンサートには可能な限り伺わせていただいているという、大好きなピアニストさん。
このお二人の演奏会(前回は残念ながら伺えなかったのですが・・)ですから、それはもう期待すること限りなし。
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はつかいち文化ホールさくらぴあ小ホール 18:30開演 (300席満席)
♪プログラム♪
1.ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第3番 Op.12-3
2.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 BWV 1003
休憩
3.ショーソン:詩曲 Op.25
4.サン=サーンス:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第1番 Op.75
<アンコール>
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
クライスラー:中国の太鼓
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正直に言いまして、今日のプログラム(アンコールをのぞく)の中で、「知ってる知ってる~」と即答できるのは、
ショーソンの「詩曲」だけでありました(汗)。
しかも予習なしで行きましたので、レヴューは「初発の感想」です。ご容赦くださいませ。
席は、舞台向かって右寄り。センターより少し後方。
ベートーヴェンの第1楽章では若干、ピアノとヴァイオリンがかぶった感じで聴き取りにくいところがあったものの、
第2楽章以降は、バランスよく聴こえ、ヴァイオリンの音もどんどんのびやかになってきました。
ベートーヴェンのソナタ第2楽章の終わりの音は特に印象深く、忘れられません。
ソナタはどの作曲家でもそうですけど、ピアノのウエイトが大きく、このソナタもほんとに互角というか、
ピアニストの労力はいかばかりか・・・と。
バッハ無伴奏は、これはもうあまりに大きく深い曲なので、私などがなにか言えるような曲ではないのですが、
彼の思い、表現したいことが、この楽器のキャパシティからあふれ出そうに思えるところがありました。ヴァイオリンのことはよくわからないのでなんとも言えないのですけど、演奏者と楽器の器(ウツワ)のつり合いというものは難しそう・・・・・
ショ―ソンの詩曲ですが、これは初めてこの曲はこういう曲だったのか、と。
CDやライブで何回も聴いたことがあったのですけど、よくわからないといいますか、なんだかわからないうちに終わってしまっていたというか(汗)。
いや、いい曲だ~と生まれて初めて思いました。
すべてに合点がいったとかそういうことではなくて、
「このあたりをまた聴きたい」というような細部への執着がわいてきた、という点で、リピーターを作る演奏(少なくとも私はそう)。
神秘的瞑想的で全体に精神性の高い曲なんですけど、風や気温や光を実際体感しているように感じられるところもあり、
そういう演奏(ありありと自然と体感できる演奏)をなによりも好む私には、たまらないものでした。
サン=サーンスのソナタはベートーヴェンにもまして、ピアノパートに細かい音が多く、
それをしかもヴァイオリンと一緒に上り下りするので、興奮度高し(笑)。
なによりもほんとによく合っていて、これはかなり合わせを重ねられたのだろう、と思いました。
京都と広島でいったいどうやって・・・・・?
お二人の技術の高さ、真摯に勉強を重ねられた姿に感服。
アンコールも含めて、聴きやすいプログラム構成で(聴くまでは、非常に生真面目なプログラムで、聴き終えたら疲れた・・・・とかあるかな、と思ったりもしてましたが)、
だからといって軽いわけではなくて、印象にはしっかり残り、大変楽しめました。
「研究発表的」と銘打たれてましたけど、ちゃんとお客様のことも考えられたすばらしい独演会だったと思います。
これから毎年楽しみにしております。
