昨晩は「萩原麻未&広響コンサート」に行ってまいりました。

麻未さんのコンサートは彼女が地元の高校を卒業した直後と、その後機会あるごとに伺っていたので、これまでに少なくとも数回は

聴かせていただいていると思います。

そうはいっても、私の周囲には彼女が小学生とか幼稚園とかのころからずっと応援してきているアツいファンの方がたいらっしゃるので、

ファン歴としては短いもんです(笑)。

これまで私が聴かせていただいたコンサートはソロコンサートあるいは、他楽器とのデュオでしたので、コンチェルト初めて。

今回、ラヴェルのコンチェルト(両手、左手)2曲を演奏されるということで大変楽しみにしておりました。

 

プログラムは次の通り

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<オーケストラ:広島交響楽団、指揮:飯森範親、ピアノ:萩原麻未>

ドビュッシー(ビュッセル編曲):小組曲~Ⅰ.小舟にて Ⅱ.行列  Ⅲ.メヌエット Ⅳ.バレエ

(10分休憩)

ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調

(20分休憩)

ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲

アンコール:エオリアンハープ 

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小組曲はピアノ連弾で何回か弾いておなじみとしても、

ラヴェルの2曲は年に1回聴くかどうか・・・・というくらいの接触度。

フランスの作曲家のなかではラヴェルは一番好きな作曲家ではありますけど、なんせ譜面そのものが超難しいし、

テクニックは言うに及ばず・・・・・私にとっては、「聴くことはあっても弾くことはまずない作曲家」という位置にあります。

・・・・という程度の耳できいた感想なので、どの程度アテになるかという問題はありますけれど、

ジュネーブ国際コンクールのファイナル映像や、過去に麻未さんが弾かれたラヴェルの楽曲を思い出してみても、

なにしろ、彼女にはぴったりだ~!という思いをさらに強くいたしました。

くっきりしてなおかつ透明感のある強音、

表情豊かな弱音、

それとこれはもしかして一番大切なことかもしれないと思うのですけど、

「これがフランスの音楽なんだろうな~」という感じ。

フランスものに縁遠い私のいうことではないかもしれませんが、

これまで「あ、こういう音楽なのか~」と思ったことが麻未さんの演奏以外に過去1回だけあるんですね。

それはどういう演奏だったかというと、プロの演奏家ではなくて、同じアマチュアでしかも学生。

でも、フランスの文学を専攻していて語学にも堪能だったある方が、ドビュッシーを弾かれたとき、フランス語みたいに聴こえたんですね。

フランス語のわからない私のいうことではないですけど(笑)。

たま~にそういうことがあります。(ドイツ語をしゃべる方が弾いてる時、ドイツ語みたいに聞こえたことが、これまた1回だけですけど、あります。)

そういう「日本にいながら、日本人の演奏で聴きながら、違う国の音楽を堪能した」みたいな思いというのは、実は意外に味わえないもので、

演奏者の思いが伝わった・・・とか、

作曲者の気持ちがわかったような気がする・・・・とか、

そういうことはわりに経験するのですけど、

外国の言葉が聞こえてきた・・・・とか、

色彩がリアルに感じられた・・・・とか、

香水とか花とかそんなものの薫りがした・・・・とか、

なかなかそういうレベルの経験はできないです(私の場合ですけど)。

麻未さんの演奏には、そういうものを表現できる数少ない演奏家のオーラがありました。

 

過去に聴かせていただいた演奏のなかには、あまりにも大きい気持ちの振幅をちょっと自身でも持て余し気味??・・というものもあったように記憶しておりますが、

そのあたりのバランスも今はすばらしいし、ゆるぎないテクニック、加えて、上記のような独特のオーラというわけで、

これからますます楽しみだなあ~~、と大満足で帰路につきました。

今後末永く聴かせていただきたいと思っております。