ここのところ、子どもたち(たち・・・ということは上も下も、ということ)が、「ピアノを教えてくれ」とか、「音当てをしてくれ」言ってきて、ピアノを弾く親としてはうれしいことではあるのですけど、一方で「どうしたもんか・・・」と思わないでもないです。
教えるのは難しい。特に親子では、どうかすると親子関係崩壊の危険さえ孕んでますしね。
娘のピアノはほんとに「たま~」にみてやってます。よほどせっぱつまった状況でない限り、だいたい爆笑のうちに終わります。
それは娘が私の生徒ではないからですね。単発のお客様だから。
なにが大変かといって、だいたいどれくらいの期間でどういうことを身につけさせて、いついつまでになにを習得させるという「教育計画」を立て、それを実践するのが一番難しい。
みなさん、子どものしつけやら、職員の教育やらなにやらさまざまな形でこういうことは経験されていて、ご苦労されていることと思います。
現在、私は大人のピアノをひとりと、子どものソルフェージュをひとりもっていて、これはほんとに本人密着型というか、それぞれが初ケースであるので、(本人には申し訳ないけど)試行錯誤であります。
大人のピアノについては過去受けてきた教育の影響を勘案していかないといけないし、また本人の志向、あとどういう演奏が好きか・・・・・ということを考慮して、オリジナルのメニューを組んでいかないと、こちらもおもしろくなくなってしまいます。一方で、私自身のレベルや志向も理解していただく必要があります。
ソルフェージュについては、これはもうほんとに手さぐりで、難しいといえばこれ以上難しいことはないです。
ご承知のように私は音楽の専門教育を受けたわけではないので、音楽高校や音楽大学でいったいどういう授業が行われているのか、これについては想像すらつかない。
私自身のソルフェージュ歴は、幼稚園から小学校中学年にかけて、Y楽器店系列の専門コースにおいて集団でこれでもかと初見やら聴音やら、伴奏付けやらをさせられ、
さらに小学校4年からは併行して、中学生高校生の音大受験組のソルフェージュクラス(これは私のピアノの先生が自分でされていたクラス)に突っ込まれ、
毎週毎週、視唱・聴音・リズム・楽典などなどをやらされていたわけです。
初めのころなんかもうさっぱりで、ダダ~っとお姉さんたちが先生にノートを持っていっても、まだたかだか2小節かそこら。
やってもやってもビリ。それも間違いだらけ・・・・・・・もう涙モンでした。
でもそのうち、一番にできたり、間違いもまったくなくなったり・・・・も出てきました。
そのクラスに小学校4年から中1までいましたので、まる4年はスパルタのソルフェージュ教育を受けたわけです。
だからといって、どこかの音感教育の教室みたいに、10コくらいの音をいっぺんにならしてそれを全部こたえられるなんて、そういう耳ができたわけではありません。
ソルフェージュというのは、ピアノの個人だとレッスンの前後にちょこっと入れたり、別の曜日に何人かまとめてグループでやったりが多いみたいですね。
たぶん娘もそんな感じで受けてるんじゃないかと思います(←超無責任な親でスミマセン)。
本人、わりにできる(と自分では思ってる)らしいので、うちでもやってほしいらしいです。
娘はピアノをちゃんと弾くことにはほぼ関心がないようで、こっそり練習をのぞいてみると、耳コピしたテレビの曲に伴奏をつけることで時間の大半を過ごしてます。
自己ソルフェージュ・・・・・・超安上がり(笑)。
(そういえば、先日松本氏がおっしゃっていたことですが、・・・・氏は子どものころ、キーボードで遊んでいてコードを覚えられたのだそうです。鍵盤を押すとコードがディスプレイにでる仕組みになっていて、C、Cマイナー、Cセブン、Cメジャーセブン、そのようなものを自然に身に着けたと。)
昨日弦楽器の友人と「ではこういう訓練をやってなにか役に立つのか?」という話をしていたわけです。
まずは、和音を覚えることは、音楽の仕組みを理解し、譜読みをしたり暗譜をするのに、便利。・・・・・急がばまわれ、でしょうか。
リズムも、数えなくてもかたまりで読めるようになる(「リズム練習274問」というテキストあるんですが、これがけっこうボケ防止というか脳トレっぽい。両手足使うものなんか、慣れないとアワ踊りみたいになります・・・・汗)。
あと正しい音程で歌えると、(弦楽器や管楽器の方にとってこれは相当大事な要素かもしれませんが)ピアノのように「押せば正しい音程が出る楽器」であっても、「<シ~>という音を出すぞ出すぞ」と用意して出すのと、「ポンと出してたまたま<シ~>が出たんですけど」ではおのずと音の質や表情は変わってくるはず。
・・・・・簡単にまとめてしまうとこういう結論にいたりました。
趣味でやる分でも、「やって損はない」ということは言えるかもしれません。
ただ、大人になって「グループで」というのは、正直難しいんじゃないかな~とは思っています。
子どもでもなんですけど、個人差が非常にあることなので、ある程度レベルがそろっていれば、切磋琢磨もあるかもしれませんが、やはり弱点を丁寧に洗い出した上で、弱いところ穴のあるところを丁寧に埋めたうえで、しっかり上にものをのせていったほうがいいように思います。
「絶対音感」をバッチリつけてください・・・と大人にいわれると、それは相当難しいことかもしれませんけど、そうはいっても
私自身それこそ10年ちょっと前再開したころは、「何の音をきいても<ド>」みたいな世界に住んでおりましたので(爆)、やはりやってみないことにはわからないんじゃないか、と思ってます。
だって、「大人になってから楽器はじめました。再開しました。必死で練習してます」という人はたくさんいても、「大人になってソルフェージュ一生懸命やってます。」という人あまりきいたことないじゃないですか?(笑)。
まあ、そういうわけで、あれです・・・・・・私自身もトレーニング&勉強せねば。
