夕方には幸い雨も止み、行ってまいりました、ピアノトリオのコンサート。
5月の室内楽セミナーでお世話になった講師の方々、松本和将氏、上里はな子氏、向井航氏という期待の初トリオ。

会場に行ってみましたら、ピアノ関係、セミナー関係、あとアマチュアの弦楽器奏者の方々とさまざまな知り合いがぐるり(笑)。午後まで交通機関乱れまくりでしたので、来場するのに苦労された方もいらしたのでは?とにかく雨が上がってよかったです。

なんとプログラムがないコンサートだったのですね。
チラシにはメンデルスゾーンとブラームスのピアノトリオが書いてありましたが、どうやらそれだけではないようです。

最初の松本氏のトークにより、本日のプログラムは以下であることが判明(笑)。
メンデルスゾーン:ピアノトリオ第1番ニ短調
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ(チェロ&ピアノ)
ヴィニャフスキ:華麗なるポロネーズ(バイオリン&ピアノ)
ブラームス:作品118より2曲(ピアノソロ)
ブラームス:ピアノトリオ第1番ロ長調


メンデルスゾーン、いきなりの迫力&盛り上がり!
流麗というより、濃く熱い感じ。三者それぞれの音量がある上に会場が響くところなので、ド真ん中で聴いていると、上下四方から音が寄せてくる感じでした。

ショパンのチェロ曲に入る前に向井氏がトーク。
なんでも「続けて弾くには手がまだ・・」ということで疲労回復の時間かせぎとのこと(笑)。
ショパンの曲はやっぱりピアノの音がた~くさん。それをなんでもないように余裕で軽々弾かれる松本氏(あとで伺ったところによると、なんとあの伴奏譜は3日前に初めて見たとのこと。・・・・初見でなんでも弾いちゃう方ではありますが、それにしてもすごすぎ・・)。あまり聴く機会のない曲なので、生でじっくり聴かせていただけてラッキーでした。
そしてバイオリンソロ。弦楽器の曲のことはよくわからないのですけど、超高音出てくるし、速いし、いろんな弾き方出てくるし、このテクニックはいったいどれほど高度なのか・・・としばしポカンとしてしまいました。
ピアノソロはこれは相当楽しみで・・・というのは、松本氏が作品118を人前でいまだ弾かれてないのを知っていたので、初公開を聴かせていただけるのだなあ・・・という期待。この曲は初めてでも、ブラームスの作品(室内楽等)はたくさん演奏されているので、ブラームスのいろいろがぎゅっと感じられて・・・。次回はぜひ118全曲をお願いいたします。

ブラームスのトリオなんですが、楽章が進むにつれ、集中度が凄くなってきたというか、なにか憑いてきたというか・・・。
演奏者もでしょうけど聴くほうも第4楽章までで出し切ってしまっていたので(なにを?・・笑)、最後松本氏が「・・この雰囲気をこわしたくないので」と言ってアンコールをされなかったのはある意味ありがたくもありました。


帰りの車で友人と「そうそう」と一致した意見。
メンデルスゾーンでもブラームスでも「スケルツォ」的楽章が洒脱で冴えていて素敵だった、これは我々にはほんとに難しくちょっとやそっとで出来ることではない、ということ。
やっぱりまずは「弾ける」ことだよねえ、弾けないとなにも始まらないし・・・という基本的な次元に、素晴らしい演奏を聴いたあと立ち返った私たちでありました(汗)。


明日は大阪だそうです。
また2日目はなにか新しいこと、深まるものがあるんでしょうねえ。できればこういう演奏会は連日で聴いてみたいものです。
・・・残念ながら、ちょっと遠くて行けませんけど・・・