今年は長年の疑問が解ける年のようで、ちょっと前に日記に書いたメリメの短編に続き、ある映画のタイトルが判明しました。

その映画のストーリーはよく覚えていないのですけど、たしかガンバ奏者かなにかが師に破門され、それでもなんとか師の教えを受けたいと願い、師が練習している間、床下にもぐって聴き続ける、という場面があったような・・・。たしか感動のラストがあったような気がするのだけれど、それがどんなものだったか覚えてはおらず、全編に流れる美しい音楽と霧の立ち込めたような森の風景(のようなもの)だけが印象として残っています。
これがなんという映画だったを思い出したくて、ずっと記憶をたどっていたのですがあまりにも手がかりがなくて困っていました。

・・・それが見つかったのです・・

私の愛読する無料音楽情報誌「ぶらあぼ」(何号か前です)の某コラムに書かれていました。
それによると、この映画は17世紀フランスのヴィオール弾き、サント=コロンブとマラン・マレの師弟関係を描いた映画『めぐり逢う朝』(1991年)というものだそうです。
まさかこれがマラン・マレの映画とは思ってもいませんでした。というよりこれをテレビで見た当時はまだマラン・マレを知らなかった。マレの名を知ったのは「膀胱結石の手術図」という凄まじいタイトルの楽曲の存在を知って以来。もちろんチェンバロをやるようになってからは古楽の重要な作曲者としてたびたび目や耳にしているわけなんですが・・・。

あらすじはこちらをご参照ください。めぐり逢う朝(1991) - goo 映画

今また見たらいろんな角度から感想を抱くと思うのですが、人前で演奏する目的なしにただひたすらに音楽の修行をする姿は、今でも忘れられないもので、なにかのおりにふっと思い出すことがあります。
私はだいたい古い時代を描いた音楽映画が好きで、『カストラート』『王は踊る』あたりはたまりません。どうしてなのか自分でもよくわかりませんが・・・

とりあえず、タイトルがわかっただけでもよかったです(涙)。
思い出すたびに気になって気になって仕方なかったですし、ピアノ再開にもどこかでつながっていたと思えます。
それにしても、なんとかもう一回見てみたいんですが・・・。