某ピアノ関係団体の支部会にいってまいりました。
この団体にはいろいろな会員区分がありまして、ほとんどは指導者会員。あとほんの少しが愛好家だったり支持会員だったり。
私は愛好家会員で、この会に参加する権利は数年前から有していたのですけど、どう考えてもこの会には、指導者でしかもエライ先生方が来られるよなあ・・・と思い、これまで「行ってみようか」と思ったことすらありませんでした。

でも、「多少とも関わりがあるわけだし、セミナーなどにはいつもいっているので、考えてみれば顔見知りの方が結構いらっしゃるはず」と思ったのと、「ピアノの先生の集まりってどんなのかなあ~」という好奇心もありまして、行ってまいりました。
・・・・そのくらいの気持ちで行くのは、ヒマと言えばヒマなんですけど・・・・

ヒマついでに受付を手伝ったりしたのですが、お名前をいただいて、やっとお顔と一致したりしまして、これはこれで役得でした。

この手のふつうの総会のように、役員選出、前年度の報告や今年度の予定、会計報告などがあり(こういうの嫌いではないんですね、私(爆)。元生徒会長、寮長の血が騒ぎます)、その後、グループに分かれてディスカッション。
といっても、私はとりあえず「先生」とよべるほどの先生ではなし、自己紹介にとどまりましたが、ほかの方々はいろいろな意見交換。
私のグループはだいたい3つになりました。

1.バッハ(インベンション&シンフォニア)はどの版を使って指導しているか?
2.コンクール期間中は課題曲にかかりきりになりがちだか、初見能力などを落とさない点でも、本来の課題をさせたいのだが、どうしたらよいのか?
3.レッスンの振り替えはどうしているか?

指導者という視点ではなく、子どもを習わせている身としてもかなり興味深い内容です。
バッハの版についてはどの先生も試行錯誤のご様子で、「昨夜手持ちの20冊くらいを見比べたところです」とおっしゃる先生もいらして、たくさんあるとは思っていたけれど、そんなにあるのか~、そんなにお持ちなのか~、とびっくりしました。個々の生徒の理解力の問題等も考えあわせると、これはかなり難しい問題のようでした。

あと「コンクール期間中うんぬん」というのは、ここ数年の私自身を振り返ってもなかなかバランスの難しいところで、これがたとえコンクールでなく発表会でも、1曲をとことん仕上げる一方で、エチュード、多声・和声、四期(バロック・古典・ロマン・近現代)、初見などの要素を計画的に進めていくのは至難です。
まして相手は子どもですから、学業の兼ね合いなどもありますし、無理はさせたくないし、でも人前では悔いのない演奏をさせたいし・・となるとなかなか悩ましいですね。さらにピアノの先生は親御さんの思惑も酌まないとならないし・・。
やはり仕事となると大変ですねえ。
レッスンの振り替えについては、いろいろなやり方があるみたいでした。・・・学校行事が重なったら振り替える、いや振り替えない。病気でも振り替えるときがある、振り替えない。
これはまあ、お弟子さんの数や先生のスケジュール(ご自身の演奏活動があるとか、学校等でも教えておられるとか)にもよるでしょうから、これがベストってものもないでしょう。うちの子どもたちに限ってみても、各習い事で全然違いますし。

親の立場、習うものの立場として感じたことは、ほんとにお一人お一人違うんだなあ、ということ。
私の住む地区だけでも、ものすごい数のピアノの先生がおられるわけですけど、この中から、自分が、あるいはわが子が習う先生を探しだす、というのは実は大変な作業なのですね。そして、その出会いがかなり人生に深い影響を及ぼしたりするわけです。なにしろ、ピアノの先生とは10年を超えるおつきあいになるケースは珍しくないわけです。しかも、ほぼ1週間に1回は通い続けるわけで・・・。

「先生がたまたまよかった(わるかった)」というのはまあ自由なんですけど、先生の数を考えると、選ぶ側の熱意や努力も問われそうな気がする
・・・というようなことをなんとなく考えた時間でした。