午前中、某所で松本和将さんのレッスンを聴講してきました。

街中だったのですけど、内々に情報を得たことでもあり(しかも思いがけないルートから)、聴講したのは私ひとり。
どなたが弾かれるのかも全然知らずにいったのですけど、お二人ともよく存じ上げている方で、ラッキーでした。
シューベルトとハイドンのソナタで、それぞれが一時間半の長いレッスンでしたが、いやもう勉強になりました。
内容についての詳細は省かせていただきますけど、松本さんが初見とは思えない演奏をしながらレッスンされていくさまは圧巻。
初見からスタートして、読みながら弾きながら、どんどん音楽にしていかれる様子は普通見ることのできない場面ですから、これは貴重です。
参考曲として、シューベルトの即興曲一番の、いちばん盛り上がったところをちょっと弾かれたときは、鼻血出そうでした。ほんと好きなんですよ、彼の演奏。
音の「リズム」というか「バネ」の話では、先日のシモン・ボリバル・ユース・オーケストラの話も出ましたしね。

考えてみたら、今日同じ部屋にいた4人のうち3人は20代。
「・・私とはふた周り近く違う(泣)」と言ったならば、
「でもぼくはたぶん(中身は)仮装さんに近いと思う」と。
・・・それって老けすぎですよ(爆)。
という冗談はおいといて、やはり国内外でソリストを張られたり、オケを率いたりされる方々は、たとえ20代でも、人間的に充実というかどこか成熟したものがないとお客さんや楽団員はついてこないでしょう。
おそらく、私などよりはるかに精神面でも充実したものをお持ちだと思います。でないと、演奏にもここまでひかれるわけがありません。

今度機会があったらぜひまたレッスンしていただこうと思って、
「実はショパンのチェロソナタをやるんです」とお話したところ、
「あれは難しいよねえ~。内容的にもだし、<ダダダダダ・・>ってところはオニだよね、ほんと」と。
・・そうそう、そこオニです(笑)。それにしても、ちょっと振っただけでスッと話が通じるところがうれしすぎます。
これからまた東の方へ移動して、レッスンをされるそう。大きい曲をいつも抱えておられるのに、移動ばかりでいったいいつ練習するんですか?と伺いましたら
「移動の途中とか。今はラヴェルのコンチェルトを準備中」と。


そういう生活は、私などは想像だにできませんけど、お体に気をつけて、いい演奏や指導をあちこちに届けてくださいませ。