20日は、午前はBSでN響定期を見、夜は教育テレビで、シモン・ボリバル・ユースオーケストラ日本公演とベルリンフィル・ピクニックコンサートを堪能いたしました。

N響定期は、「エグモント」と「プロコフィエフのピアノコンチェルト3番」、それと「チャイコスキーの悲愴」(←時間の都合で悲愴は聴けなかったです)、
シモン・ボリバル・ユースは、「ダフニスとクロエ」と「チャイコの5番」でした。

どちらも私としては躍動感&リズムがたまらなかったです。
プロコのコンチェルトは上原彩子さんがソリストでしたけど、動物的反射神経とでもいいましょうか、いい意味でケダモノ感に満ち満ちてました。かと思うと、理性で割り切れないようなもやもや感や不思議さもあって、やはり凄い力量の方なのだな、と思うことしきり。読書家でロシアの小説などよく読まれているともききます。お母さんにもなられていろいろ大変でいらしゃると思うのですけど、いっそう聴き応えのある演奏家になられたなあ、という感想を持ちました。

一方夜は、お楽しみのドゥダメル。
東京公演の様子でしたけど、やはり普通でない盛り上がりぶりが感じられました。
そうはいっても、やはりあのライブの異様とまでいえる高揚感は伝わりませんね、なかなか。やっぱりライブです、絶対ライブ!
でも一方でテレビだと、指揮者の表情やタクトがよくわかるのでこれはうれしいです。ドゥダメルのバネと熱さにはしびれます。やっぱり音楽って、ここぞではまるリズムと長いものをも巻き込むような(?)うねりと引力がないと、・・とつい私は思ってしまうのですが。もちろん淡々と流れるメロディーも魅力的ですけど、それにも体温や息づかいが感じられないのならば、別に人間が演奏する必要もないわけで。


という簡単な感想ですけど、自分の中の「いいところ」へ届く演奏を一日にふたつも視聴できて、幸せでした。ピアノもまとまった練習もできましたし。
意外にちゃんと練習できる日ってないんです。たぶん相当ヒマだと思われてると思うのですけど、自分ひとりでじっくりやる時間というのはなかなかありません。
職業ではないので、長時間練習するのは自慢にもなりませんし、誰がほめてくれるわけでもありません。趣味の大人は短い練習時間でアッと驚く成果を出すのがエライです(爆)・・・実際はそうはうまくいきませんけど。
高校時代なんかによく、「自分は全然勉強しないよ、一日せいぜい15分」とかなんとかいってる子に限ってトップクラスの成績とったりして、ガリ勉じゃないことアピールしますけど、ほんとはそういうふうに言ってみたいもんです。
「・・お菓子もご飯も手をかけてて、掃除もばっちり、子どもの面倒もすみからすみまで見てます。ピアノ?一日30分も弾きませんよ。でも、暗譜バッチリ、ミスもなし」みたいに(泣)。アマチュアのなかにはそういう人がいないでもないのですけど、大部分はそうはいきません。
ちょっと前に、なんかの料理番組でどこかの奥さんが「お店で食べるような、おいしいミートソースを作りたいんです」と言ってました。そしたら案内役のシェフが「・・こっちがどれだけ時間と労力かけてここまでの味出してると思ってるんだよ!」と半ギレになってましたけど、そういうもんですよね。そんなウマイ話はない。もし教わってそれに近いものができたとしても、それはマネでしかないんでしょう、きっと。

・・・というわけなので、お店で出るようなおいしい料理はとっくにあきらめて、適当路線一直線。こういうところは悟りが早いです・・・・だってシロウトだもん、たとえいくら長く主婦やってても(逃)。