木曜日は「秘密のケンミンショー」という番組があって、うちはかなりヘビーな視聴者であるのですけど、今日そのテレビ欄には見逃せない見出しが・・・「鹿児島県民が激愛する謎の聖地」。
はてどこであろう?南洲神社(西郷隆盛の墓所)か?と思いましたけど、それだと全然「謎」でもなんでもないので(爆)、どこか別のところ・・・う~んどこだろ・・という感じで番組開始を待っておりました。

さて、番組始まって、鹿児島(市)の人々へのインタビュー。
「あ・・大好きですよ、あそこ」「いつも行ってます」
ついでにみんなバッグからなにかを取り出し「これみんな持ってると思いますよ」。

果たしてそれはですね・・・山形屋(ヤマカタや)のポケットティッシュであったわけです。・・・ああ、みんな持ってますね、たしかに(ちなみに山形屋というのはデパートの名前です)。
番組スタッフは不思議に思うわけです、「街で配っているわけでもないのに、なぜみんなが持っている?」
そこで調べてみると、山形屋の会員組織である七草会というのに入るともらえるということがわかり、鹿児島市民のなんと3人に1人がこの会員だと知りびっくりするわけです。
さらに、このデパートにはバスセンターがあって鹿児島県のあらゆる路線の発着所となっていることを知り(広島にも似たようなバスセンターはあります)、このデパートに来る目的で片道2時間かけて来る人もいることに驚き、さらにフェリーで来る人もいれば、正装して来る人もいることを知って仰天するわけです。

・・・少しは番組用に仕組んだものもあるでしょうけど、精神としては(?)間違ってはいないような気がします。
家族で正装していた方々にインタビューすると「やはり山形屋さんはそれだけの場所だし、威厳があるし、そうしないと失礼な気がしますからね」とおっしゃっていましたけど、少なくとも私の小さいころは、山形屋へ行くのはかなりな「お出かけ」でして、ひとつにはここへ行くと知り合いにばったり会う確率が高いということもあり、正装とまでは言いませんけど、きちんとした格好で出かけたように記憶しています。

そしていまだに「エレベーターガール」がいるのも、このデパートならでは。
そのエレベーターガールにインタビュー。
「山形屋に小さいころから入りたくて入りたくて、高校もここへの推薦枠があるところを選びました」・・・気のせいか涙目。
スタジオでこれをきいていた西郷輝彦は完全に涙目で「いやあ、涙出ます。懐かしい。一日遊んでますからね、あそこで。晩御飯まで食べて帰りますから」。
・・さすがに涙は出ませんけど、気持ちはわかりますねえ。何を買うのも山形屋で、家族で出かけるというと山形屋で。デパートそこしかないんかい?といわれそうですけど・・・まあそうです(笑)。全国区の老舗デパートがあったのですけど、今年の5月に撤退するようですし。


ところで「山形屋」という名の由来は、江戸時代(島津重豪のころ)に山形から商人を招いたからなのだそうで、これは私は知りませんでした。
それにしても強し、山形屋。いまだにナンバーワン、同時にオンリーワン、揺らぐこともないようで。