土曜午後(もう昨日のことになりますが)、テレビをぼうーっと見ていました。
あるさびれた商店街を活性化させるため、その番組をあげて応援しようという企画。
そこは約10年余りの間に、企業の撤退やらなんやらでシャッター商店街となってしまい、閑古鳥なきまくりのありさま。平日も休日も通行人すらいないような、ゴーストタウン。
そこにまずは町の名物となるようなものを作ろう、ということで、東京のラーメン屋(何時間も行列ができるような)の店主を招いて、メニュー作りがおこなわれました。
ラーメン店主がよばれたから、てっきり新メニューはラーメンなのかと思っていたら、商店街の中から2店に手をあげてもらって、そこの店のメニューを基本に改造していくというもの。
1店はナポリタン、1店は焼きそば。
その2つを改良して新メニューを作り、お祭りの場で地元の方々の試食&投票してもらい1品に絞る。
細かいことは省いてあるでしょうし、テレビのいわゆる「つくり」というものもあるだろうから、必ずしもすべてが真実とは思いませんけれど、これがなかなか見ごたえがありました。
まずは、商店街の方々との対面時における、二人のラーメン店主の雰囲気。
一緒についていったレポーター(?)がナイスなこと言って笑いをとってました。それは
「いやあ、商店街の方々よりずっと腰が低い」と。
でも、これほんとにそう見えました。これから自分にどれだけのことができるか、やるからには全霊でもって取り組むという、謙虚で気迫満ちた姿勢が、印象的。
やはり自分の力で店を起こし、流行らせ、維持させてきた方々の、常に崖っぷち真剣勝負の雰囲気はテレビ越しにもどこか違って見えました。
そしてラーメン店主Aとやきそば(を出している店の主人)、ラーメン店主Bとナポリタン(を出してる店の主人)がそれぞれペアを組み、メニュー作りにかかる。
どちらの店主もまずは、今現在のやきそば、ナポリタンを食べてみて、そのままでまずいところ、これから加えていけることを分析し考える。
どちらも、自分の専門の料理ではないので、それぞれに大変なわけです。
名物というからには地元の産物を入れなければならないし、その土地の味覚なども考慮しなければならない。
市場に出かけたり、特別な麺の製造を頼んだり、奔走する一方で、肝心なソースを決めていくわけですが、ここからが大変。
ナポリタン担当の店主は、いったん東京に帰り、徹夜(・・たぶん・・)で試作。自分の目指す味に至るまで30皿以上を作ったのだけれど、これといったものが作れず、いらだちのあまり何かにケリをいれるくらいに追い詰められていく。
もしかしたらここでカメラは追い返されたのかもしれません。
やきそばのほうは、地元店主の「小さいころは味噌おでんなんかよく食べてました」という話にヒントを得、味噌を使うことにして、この味噌を注意深く配合していく。
ナポリタンのほうは、最終的には、ラーメン店主Bの得意技(この店主は実はつけ麺をやっている)を生かして、<つけナポリタン>をいう斬新なメニューを開発し、これが投票でも圧倒的支持を得て、この商店街の新名物に決定しました。
番組のコメンテーターも言ってましたけど、どちらのラーメン店主も「目が違って」いましたし、表情がいいです。
現状を分析する際のある種明快な表情、
「さてこれから何ができるのか」といった、混沌の中から何かを掴もうという表情、
方針が決まったところで自分を追い込んでいく表情、
・・・それぞれがいわゆる<仕事人>感に満ち満ちていて、私シビレました。
どんなジャンルの作業にもこの3つの段階が必ずあると思うのですが、対象物と己とにきちんと向き合える人間は、表情もいいし、腰も低くなるのだな、とあらためて思ったことでした。
そしてたぶん、こういう感想を受け手に抱かせる映像を作ったテレビクルーも、きっといい仕事をしたのであろうと思う午後でした。
あるさびれた商店街を活性化させるため、その番組をあげて応援しようという企画。
そこは約10年余りの間に、企業の撤退やらなんやらでシャッター商店街となってしまい、閑古鳥なきまくりのありさま。平日も休日も通行人すらいないような、ゴーストタウン。
そこにまずは町の名物となるようなものを作ろう、ということで、東京のラーメン屋(何時間も行列ができるような)の店主を招いて、メニュー作りがおこなわれました。
ラーメン店主がよばれたから、てっきり新メニューはラーメンなのかと思っていたら、商店街の中から2店に手をあげてもらって、そこの店のメニューを基本に改造していくというもの。
1店はナポリタン、1店は焼きそば。
その2つを改良して新メニューを作り、お祭りの場で地元の方々の試食&投票してもらい1品に絞る。
細かいことは省いてあるでしょうし、テレビのいわゆる「つくり」というものもあるだろうから、必ずしもすべてが真実とは思いませんけれど、これがなかなか見ごたえがありました。
まずは、商店街の方々との対面時における、二人のラーメン店主の雰囲気。
一緒についていったレポーター(?)がナイスなこと言って笑いをとってました。それは
「いやあ、商店街の方々よりずっと腰が低い」と。
でも、これほんとにそう見えました。これから自分にどれだけのことができるか、やるからには全霊でもって取り組むという、謙虚で気迫満ちた姿勢が、印象的。
やはり自分の力で店を起こし、流行らせ、維持させてきた方々の、常に崖っぷち真剣勝負の雰囲気はテレビ越しにもどこか違って見えました。
そしてラーメン店主Aとやきそば(を出している店の主人)、ラーメン店主Bとナポリタン(を出してる店の主人)がそれぞれペアを組み、メニュー作りにかかる。
どちらの店主もまずは、今現在のやきそば、ナポリタンを食べてみて、そのままでまずいところ、これから加えていけることを分析し考える。
どちらも、自分の専門の料理ではないので、それぞれに大変なわけです。
名物というからには地元の産物を入れなければならないし、その土地の味覚なども考慮しなければならない。
市場に出かけたり、特別な麺の製造を頼んだり、奔走する一方で、肝心なソースを決めていくわけですが、ここからが大変。
ナポリタン担当の店主は、いったん東京に帰り、徹夜(・・たぶん・・)で試作。自分の目指す味に至るまで30皿以上を作ったのだけれど、これといったものが作れず、いらだちのあまり何かにケリをいれるくらいに追い詰められていく。
もしかしたらここでカメラは追い返されたのかもしれません。
やきそばのほうは、地元店主の「小さいころは味噌おでんなんかよく食べてました」という話にヒントを得、味噌を使うことにして、この味噌を注意深く配合していく。
ナポリタンのほうは、最終的には、ラーメン店主Bの得意技(この店主は実はつけ麺をやっている)を生かして、<つけナポリタン>をいう斬新なメニューを開発し、これが投票でも圧倒的支持を得て、この商店街の新名物に決定しました。
番組のコメンテーターも言ってましたけど、どちらのラーメン店主も「目が違って」いましたし、表情がいいです。
現状を分析する際のある種明快な表情、
「さてこれから何ができるのか」といった、混沌の中から何かを掴もうという表情、
方針が決まったところで自分を追い込んでいく表情、
・・・それぞれがいわゆる<仕事人>感に満ち満ちていて、私シビレました。
どんなジャンルの作業にもこの3つの段階が必ずあると思うのですが、対象物と己とにきちんと向き合える人間は、表情もいいし、腰も低くなるのだな、とあらためて思ったことでした。
そしてたぶん、こういう感想を受け手に抱かせる映像を作ったテレビクルーも、きっといい仕事をしたのであろうと思う午後でした。
