イゾルデのせいなのかどうか、「少しイカレテきたのでは・・」との噂もいただいている私ですが、一方で優雅にチェンバロには通っております。

そういうものに出かけるとなぜか不思議な目に遭います。

まず行きのこと。バスを乗り継ごうとしていたら、新発売のペットボトルのお茶(500ml)をもらいました。よくティッシュなんかは配ってますが、いきなりペットボトルをもらったのは生まれて初めてです。
次に帰りのこと。バスのなかで、ポチっと冷たいものが落ちてきました。なんだろ・・と見上げてみると、バスの天井からしずくが。だんだんとひどくなり揺れにあわせて前後左右に水滴攻撃。バスの雨漏りというのも私の記憶する限り経験ありません。


それはともかく、チェンバロのほうは今日は前回と違ってかなり弾きやすく、気分よくレッスンを受けることができました。雨にもかかわらず、楽器のコンディションもよかったようです。

やっぱり難しいのがテンポの伸び縮み(いちおうルバートといっていいんでしょうか?)。
「拍どおりに弾いたっておもしろくないですよ。不思議な気がするでしょう?ちゃんと1,2,3,4と弾いてきたものとしては。でも、これはこういう楽器で、
いいところとか大好きなところはうんと強調して弾いてくださいね

といわれて、やりたい放題やると、いちおう規則みたいなのはあるわけで
「テンポをのばす前はさっと弾く。あくまでも枠のなかで伸び縮みさせるわけだから」とチェックが入ります。
この加減が奏者にまかされている分、センス次第なところが大きく、ほんとにサジ加減で上品にも下品にもなります。・・・難しい。

「素敵なところは最後まで音を見届けるつもでね。あと、装飾音は<おしゃれでしょ、見てみて>って弾くと、一瞬止まるでしょう?」
・・・なるほど。


今日はクープランの「修道女モニカ」にも入りました。
よくピアノの曲集にも載ってます。私もテキストはとりあえず「ピアノ名曲100選」を使ってます。
クープランは先生もよく演奏会で弾かれるのですが、やはりというか、この曲になったとたんに
「えっと、どこからやりましょうか。そうですね、レッスンをテープにとってあげますから、持って帰ってください。ここできくだけでは覚えられないと思いますから」
ということで、ありがたいことにテープまでとってくださいました。
フランスものはピアノ曲も数曲しか弾いたことがない私ですが、今回、バッハ(ドイツ)、スカルラッティ(イタリア-スペイン)、クープラン(フランス)ときて、何がどう違うかといわれれば難しいのですけど、何かが相当違います(笑)。
なにかミョーに音がつながっている(リエゾン)といいましょうか、切れ目をわざとずらしているといいましょうか、ふりふりのオシャレといいましょうか、見てみての装飾といいましょうか・・・とにかく異文化です。
クープランはその後のフランスの作曲家にも影響を与えた方ですので、このあたりじっくりやって古めのフランスからだんだん新しい時代へ向かうのも悪くないかもしれません。


来年あたり、人前でチェンバロを弾く機会もあるかもしれません。
その際は、怖いもの聴きたさで結構ですので、どうぞいらしてください。