3日目の土曜日は、念のための滞在(?)だったので、どこもなんともない娘は退屈のピークで、私としては、一番疲れる一日でした。

小児科病棟にはプレイルームがあるのですが、ここで遊びまくり。遊ぶのはおおいに結構なのですが、ここの決まりで、親が絶対そばにおらねばならず、実際ちょっと無断で中座したら「変わりに私がついてます」と看護師さんが慌てて飛んでこられたほど。
また、この病棟は12歳以下は入れないので、息子がきても、となりの整形外科と共用のデイルームでしか面会できず、娘と遊んでもらうこともできません。
うちはまだ息子が一人で行動できるからいいですが、長期間母親がつききりのお宅などでは、幼い姉妹兄弟のみなさんはどうされているのだろうか・・・考えただけでため息がでます。


実際、深刻な病児が多いのです。
うちは小児科病棟でも一回お引っ越しをしました。最初の部屋は一歳にならないような赤ちゃんと同室。次は中学生くらいのお姉ちゃんと同室。


最初の部屋の赤ちゃんは、いろいろチューブこそつけてましたが、にこにこかわいい子でよく笑い声もきこえてきました。
ただお母さんが、どのくらいつきっきりなのか不明ですけど、疲れきっておられて、こちらにはため息しか聞こえてこない。
病名はなんだかわかりませんでしたが、回診で「ああ、感染症はおさまりましたね。これなら手術できるでしょう」と言われていたので、お母さんの暗い暗い雰囲気からも難しい病気なのかも、と思われました。

次の部屋では、移ったとたんにお姉ちゃんのお母さんにうちの主人がつかまり、話をきかされた模様。
私は内容は知りませんが、夜になると「痛い、痛い」と泣きながら関節をさすっている様子、母娘の会話から、熱と関節痛が症状として出る疾患なのかもと思いました。
この中学生のお父さんも付き添うつもりで来られたのですが、「男性はダメ」ととぼとぼと帰っていかれました。
お母さんは狭いベッドに娘さんと寝られ、翌朝は6時にはご出勤。

途中お父さんが「かわってやりたい」と悲痛な電話をしてこられたようなのですが、「そう思うんだったら、お酒飲まないのよ!自分のことをちゃんとやって!」と迫力ある叱咤されてました。


一昨年の夏、私はあるアマチュアオーケストラのボランティアコンサートの一員として、東京の小児専門の大病院を訪れたことがあります。
小児の難しい病気の話は、テレビ等で見聞きしていましたけれど、、実際目の当たりにすると、こちらのあまりの無力さに金縛りになってしまいそうでした。

母親は自分の幼い子どもが重い病だということだけで、言葉にできない思いをしているはず。
せめて、介護面でなんらかのサポートはできないものでしょうか?
幼い子ども、特に病児には母親が何者にも代えがたい存在だけに、難しい問題ではありますが・・・。