チェロとフランクのソナタを合わせてきました。

この曲は、原曲はバイオリンソナタなのですけど、この前はヴィオラで弾いていたのがFMで流れていたし、チェロでもよく演奏されるという、弦楽器ではかなり幅広く弾かれている曲です。


~~~~~フランクについてちょっと解説~~~~~~

フランクというと<近代フランス音楽の母(父?)>という感じがするので、フォーレなんかと年が近いと思っていたのだけれど、さにあらず。
フォーレは1845-1924だが、フランクは1822-1890。
(ちなみにサン=サーンスは1835-1921、ドビュッシーは1862-1918、ラヴェルは1875-1937。ドイツでいくと、ブラームスは1833-1897)

手元の音楽事典によると、フランクの父はベルギー系、母はドイツ系。リストやワグナーを師としたが、フランスの教養、長年のフランス生活が加わってまったくフランス化し、晩年にはフランスに帰化したそうだ。
ピアノを教えたり、教会のオルガンを演奏することによって生計を立て、早朝の時間を作曲にあてていたが、その作品が世に認められたのは67歳の時に作った弦楽四重奏でであった。先に示した生没年でお分かりのようにフランクは68歳(もしかすると67歳かも)で亡くなっているので、いかにそれが晩年のことであったかがわかる。
このバイオリンソナタも書き上げられたのが1886年だそうなので、64歳の時の作品ということになる。

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この曲は大変有名なソナタなのでご存知の方も多いと思うのですが、4楽章からなっていて、ピアノパートの比重がかなり重く、瞑想的だったり、嵐のようだったり、溌剌としていたりする約30分ほどの曲です。はっきりいって相当難しい。
伴奏などという類のものではないので、譜めくりするヒマもないし、それやるといちいち止めなければならないと思われたので、練習とはいえ、譜めくり人を調達していくことに・・・。チェロの友人宅と私の宅の中ほどに住む友人を拉致(笑)。
拉致っていってよかったです(ありがとうございました)。ほんと譜めくりどころでなかった・・
今日は1&2楽章やりましたけど、特に2楽章、譜を見るのもやっとなくらい手が忙しく、一瞬の油断でオチてしまうので、現時点の弾きこみ度ではなかなか至難でした。

アンサンブルは私相当好きですけれど、特に他楽器との経験は「金のわらじをはいてでも」機会を得たいところです。
というのはですね、それを経験するといかにピアノという楽器が「簡単に」音を発しているかということや、逆に他の楽器の音(声でも)がいかに「空気を含んでいるか」を感じるから。

今日ももちろん「合わせる」ことはまず大事なんですけど、たとえば同じフレーズが2回続けて出てきた時に、チェロのほうは2回目はポジションを変えて弾くこと(つまり別の弦で弾く)で音色や音量を変えるとか、同じ2音の並びでも弓をいちいち返して弾くのかそのまま弾くのかで歌い方が変わってきますから、当然ピアノもそれに合わせるようになるし、もしユ二ゾンだったらこういうところを合わせていかないと話にならない。
ピアノだと、だいたい端のほうの鍵盤に音が飛ぶ時に自然「間」があいてしまいますけど、弦楽器だとたとえ音は離れていても隣の弦だったりすると弾くのに間はいらなかったりするし、そういうそれぞれの楽器の都合をも理解したうえで音楽をまとめていくのが楽しいわけです。
こういうことは、小さいころから合奏楽器をやってきている人にとってはごく当たり前のことなのでしょうけど、ピアノばかりをやってきた人間はそのあたりが弱い・・・。

自分がこういう経験をするたびに、子どもにはなるべく合奏(せめて連弾)を当たり前のようにさせていきたいものだと思うのですが、なかなか難しいです。
でも、そういえば昨日のピアノのレッスンで娘が「この曲をお父さんのバイオリンと一緒に弾いてみた」と先生に語ってましたんで、たま~のそういう経験でも子どもにはそれなりに印象深いようなので
・・・・おとうさん、も少しひんぱんにバイオリン弾いてきかせてくださいよねっ!!・・・



それはともかく、今日は「音楽やってきたあ~」な気分であります。

・・・・・・・・・そんなこと言ってるから受験生がいるようには見えん、といわれるんですよね・・・へへ