昨晩、ある門下のコンサートを聴きにいった。
門下といってもすでに音楽高校や大学に進学した人ばかりなので、現在はほかの先生に師事している方たちだ。
昼から夜までの約7時間、30数人が演奏をする(門下生でない他楽器の方も数人含まれていた)・・・このコンサートすでに20周年記念だという。
高校1年から大学4年生まででこの人数なのだから、卒業後専門職についておられる人数を加えると、いったいこの門下からどれだけの人材が輩出しているのだろうか・・と気の遠くなるような気持ちがする。
そういうことはともかく、若い方々の演奏はまた独特のものがある。
ピアノの世界は随分低年齢化というか、国際的なレベルを目指すなら、「小学校で国内コンクール上位、中学・高校で青少年向きの海外コンクール上位、そして留学、かつメジャーな国際コンクール」みたいなところがあって、ごくごく少数子どもがこのルートにのっていくわけだが、この門下にもそういう生徒さんが一人と言わずおられ、昨晩も圧倒的な存在感と天性の演奏でもって会場を巻き込んだお嬢さんがそのような経歴の持ち主だった。
こういうケタはずれの才能は、ほんとにただ応援させていただき、ただ聴かせていただくのみなのだが、ほかの方はいろいろこちらも考えつつ聴かせていただいた。
みなさん、どうしてこんなに弾ける?こんなに弾ける人間ばかり卒業してきたら、世の中ピアニストであふれかえるではないか?と思ってしまうくらいに弾ける。
ヘンな話だし恐れ多いたとえでもあるけれど、もし私がコンサートを運営するとして、誰に弾いてもらうだろうか?
まずは、おそらく「どれだけソロレパートリーを持ってますか?」ときくだろうし実際弾いてもらうだろう。
次に、「コンチェルトのレパートリーはありますか?」ときき、最後にそこそこ面倒くさい伴奏譜を渡して「1週間で弾いてきてください」というと思う。
あとは、実際聴き見てみて、たとえは悪いが「商品として即使えるか?」
なにしろお金をとって開催するものであれば、失敗は困る。失敗は絶対ダメというわけではないけれど、最低限のクオリティーの確保を考える。
この「商品価値」の中には、もちろんステージに出てくる所作、演奏中の表情や態度、そしてミスの度合い(それがクオリティーにかかわってくるわけだけれど)、などなども考える。
個性的なのは大いに歓迎だけれど、この個性も聴いていて「ひき付けられる」のが前提で、「カッコつけ」や「わざと演出された個性」はごめんなさい、だ。
演奏も個性的なのは結構だけど、通常かけないようなルバートをするとしても「説得力(これは気分ではなくて、楽譜に則して考えたうえでのことかどうか)」があってほしいし、ある作曲家について通常と違う斬新な演奏をしたとしたら、「なるほどそうも読めるか」という根拠があってほしいと思うだろう。
以上はあくまでも私の勝手な妄想プロデュースなので、一笑に付していただいて結構なのだけれど、いざとなると意外に「この子にお金かけてデビューさせるぞ」というのはなかなか難しいことなのだろうなあ・・・と思ったことであった。
門下といってもすでに音楽高校や大学に進学した人ばかりなので、現在はほかの先生に師事している方たちだ。
昼から夜までの約7時間、30数人が演奏をする(門下生でない他楽器の方も数人含まれていた)・・・このコンサートすでに20周年記念だという。
高校1年から大学4年生まででこの人数なのだから、卒業後専門職についておられる人数を加えると、いったいこの門下からどれだけの人材が輩出しているのだろうか・・と気の遠くなるような気持ちがする。
そういうことはともかく、若い方々の演奏はまた独特のものがある。
ピアノの世界は随分低年齢化というか、国際的なレベルを目指すなら、「小学校で国内コンクール上位、中学・高校で青少年向きの海外コンクール上位、そして留学、かつメジャーな国際コンクール」みたいなところがあって、ごくごく少数子どもがこのルートにのっていくわけだが、この門下にもそういう生徒さんが一人と言わずおられ、昨晩も圧倒的な存在感と天性の演奏でもって会場を巻き込んだお嬢さんがそのような経歴の持ち主だった。
こういうケタはずれの才能は、ほんとにただ応援させていただき、ただ聴かせていただくのみなのだが、ほかの方はいろいろこちらも考えつつ聴かせていただいた。
みなさん、どうしてこんなに弾ける?こんなに弾ける人間ばかり卒業してきたら、世の中ピアニストであふれかえるではないか?と思ってしまうくらいに弾ける。
ヘンな話だし恐れ多いたとえでもあるけれど、もし私がコンサートを運営するとして、誰に弾いてもらうだろうか?
まずは、おそらく「どれだけソロレパートリーを持ってますか?」ときくだろうし実際弾いてもらうだろう。
次に、「コンチェルトのレパートリーはありますか?」ときき、最後にそこそこ面倒くさい伴奏譜を渡して「1週間で弾いてきてください」というと思う。
あとは、実際聴き見てみて、たとえは悪いが「商品として即使えるか?」
なにしろお金をとって開催するものであれば、失敗は困る。失敗は絶対ダメというわけではないけれど、最低限のクオリティーの確保を考える。
この「商品価値」の中には、もちろんステージに出てくる所作、演奏中の表情や態度、そしてミスの度合い(それがクオリティーにかかわってくるわけだけれど)、などなども考える。
個性的なのは大いに歓迎だけれど、この個性も聴いていて「ひき付けられる」のが前提で、「カッコつけ」や「わざと演出された個性」はごめんなさい、だ。
演奏も個性的なのは結構だけど、通常かけないようなルバートをするとしても「説得力(これは気分ではなくて、楽譜に則して考えたうえでのことかどうか)」があってほしいし、ある作曲家について通常と違う斬新な演奏をしたとしたら、「なるほどそうも読めるか」という根拠があってほしいと思うだろう。
以上はあくまでも私の勝手な妄想プロデュースなので、一笑に付していただいて結構なのだけれど、いざとなると意外に「この子にお金かけてデビューさせるぞ」というのはなかなか難しいことなのだろうなあ・・・と思ったことであった。
