ここをのぞいてくださるのは、たぶんほとんどがピアノに関係のある方々かしら・・と思っていますが、そうでないかたもおられると思うので、少しくだけた説明をかねて以下書きます。

ここんとこの、私の課題は「和音やオクターブをつかむ時の脱力」ということなのですが、
これはどういうことかというと、「指先に力を集中させて腕(からだ)の重みを音に鍵盤にのせる」ということなんです。掌や腕や肘の力は抜けてないとできません。
これができるとどういうお得なことがあるかというと、
「フォルテやフォルテッシモが音量音色ともに豊かになる」
「ピアニッシモなどがかすれず、音量は小さくても、遠くまで通る音がでる」
「速い動きが出てきたときとか、連打がえんえんと続いた場合の疲れが少ない」
・・・・とまあ、これはピアノ弾きならなにがなんでも体得したいことばかり。

私、最近たてつづけにレッスンで指摘を受けたことでもあり、
いちおうがんばってやってみているわけです。

そこで途中経過ですが・・・・

<和音の場合>
○クッションやふとんを上からむずとつかんだまま、体重かけて沈むような感じ。
○腕の重みだけをかける場合は、肩から先が瞬時に自由になる必要があるので、肩を動かすために肩甲骨あたりの筋肉がいるような気がする。
○呼気とともに力を抜くこともあるので、腹筋はしっかりする必要あり。

<オクターブの連打>
○これはあくまでも私の感覚なのですが・・・、
よく切れて若干重心が前にある包丁(これは指先にあたります)を、軽く握って千切りするような感じ。

背筋フェチの私の観察によりますと、ピアニストにしても、指揮者にしても、ほかの楽器奏者にしても、みなさん肩甲骨あたりの筋肉は鑑賞に堪ええます。
腹から下はどうかわかりませんが、あばらぼねくらいから上は、ヌードでOKな感じです。
バックシャン(・・・死語?・・・)です。
水泳選手の背筋くらいイケテルんじゃないかと思うこともあります。

・・・・ということはですよ・・・

下着に締められてお肉がはみだすようなことではイケナイということです

やっぱり、必要に応じて鍛えられてるからこそ鑑賞に堪えうる肉体なんであって、
逆にいうと、上半身のヌードをみれば、楽器がうまいかどうかはわかるくらいなんじゃないかとも思うわけです。
考えてみれば、プロの演奏家なんて子供のころから数時間何十年と弾きつづけているわけなんで、その成果で肉体ができあがっていて当たり前です。

またまた逆に、
大人になるまでピアノを弾いてなくて、でも運動等で身体を作ってこられた方、
たしかに指の動きは細かいことなので、すぐに上達はのぞめないかもしれませんが、運動も音楽もどちらもやってこなかった方よりは、動きが自由になるかもしれません。

音楽家のなかには泳ぐ方は多いですね。
いろんな理由があるのでしょうけど、この前テレビで、加古隆さんは
「ピアノも大曲になると息が上がりますからね。そういう点で、水泳と似通った点はあります」とおっしゃってました。
もっとも加古さんは柔道でも猛者でいらしたそうだし、お父様はプロボクサーでいらした時期もおありになるとかで、まさに体育会系ピアニスト&コンポーザーなんですけど。

私は、ほんとに体育系は笑っちゃうほどだめなんですけど、
最近マジで「体力よねえ、マッスルも大事よねえ」と痛感してまして、
そのうち水泳でもやりたいなあ・・・と思ったりなんかも、ちょっとだけですけどしてます。

そういってる一方で、ペダル踏みながら足の裏がつって、ニッチもサッチもいかなくなる情けなさなんですが・・・。