先日、11日間にもおよぶ某アカデミーを受講して帰ってきたMMちゃんだが、
この間のレッスンにおけるいろいろ興味深い話を、お母様を通してきくことができた。

なかでも○村紘子先生によるレッスンで
「もっともっとフォルテで!!」といって実際弾いてくださったところが
ピアノの弦が上下に揺れていた・・・・という話をきいて、
「いや、いくらなんでもそんなに弦自体が上下するなんて」と半信半疑だったのだが、
私も見ましたよ、先日。

松本氏が「完全に腕の重みを指にかけて弾けたらこういう音になるはず」といって、弾いてくださったとき・・・弦が波打ってました。
わぁっ、これってほんとにこんなになるんだ!とびっくり。

であらためて、昨日MMちゃんのお母さんとメールしてたのだけれど、
「それって、いわゆるロシア奏法とかいうやつですかねえ」という話になり、
「でも、女性がいきなりそれやるとつらいですよね。指に負担かかるし」というあたりで、MMちゃんが紘子女史によるレッスンのあと指を痛めた(因果関係は不明だが)ということを思い出した。

MMちゃんは、ずばぬけたテクニックと感性の持ち主とはいえ、まだ中1だから、しなやかな分、関節なんか柔らかくて危ないところもあると思うのだが、
一方で、私なぞは関節の硬い分、キケンも伴なうと思う。

松本氏もこれをやるためのいくつかの段階を示してくださったのだが、
その話を総合すると

○ 手や指のフォームの確認
○ 指先の関節への力の集中に耐えうる指の強度
○ 腕の動きを助ける意味での、指先の器用さ
○ 一音一音をはっきり打鍵できるような、指の付け根からの上下運動
○ 腕や肘から力を抜くイメージと実際のタイミング

これができるようになって初めてできる弾き方のようだ。
要するに、「強くて自在に動く」指あっての、脱力というか重力奏法ということだ。
当然、椅子の高さや手首の高さの問題も出てくるし、
すべての楽曲においてこの奏法がいいというわけでもないとは思う。

レガート奏法などにかまけていると意外とおろそかになっているのが
「一本一本の指ではっきり打鍵する訓練」なのであって、
今私、娘と一緒に「バーナム ミニブック」で
「指一本一本に力を集めて、付け根からきっちり上下させる(イメージとしてはポゴレリチに近いです)」練習をしている。

・・・・くやしいことに、娘のほうが指がちゃんと上がるのですよね・・・
ピアニッシモなんか、指が強くてコントロールがよくないことにはいい音でませんから、娘とこつこつ毎日練習していきたいと思います。