今月は24日に某公開レッスンを受ける以外には、演奏の予定は特になく、
コンチェルト伴奏も曲がりなりにも全楽章通しで弾いてみたことで、それなりに満足し、今は少し地味な練習に入っている。

バッハの平均律Ⅰ 22番
ショパンのエチュードの10-1、10-2、三度
モーツァルトのK310
ドビュッシーの「子供の領分」

それと超スローペースで
バッハ=ブゾーニのシャコンヌ

弾けてなかった部分を中心に
モーツァルト協奏曲の第3楽章オケパート

レッスンにそなえて
「展覧会の絵」(より6曲)

公開レッスンの曲以外はどこかで弾く予定もないし、今のところ弾く気もない。
ここのところレッスンにも通っていないので、自問自答状態が続く。
<自問自答>はもちろんひとりよがりに陥る危険はあるのだけれど、
こういった時間は大切だと思っている。
自分で「ああでもない、こうでもない」と考えに考えて、方針がひとつに定まればそれでもいいのだが、
結局定まらないで、先生のレッスンなり、他の演奏なりからヒントを得た際に、
「なるほど、そういう解釈をしたのか」とピンとくるからだ。
もし自分では考えずに外から与えられるものだけを待っていると、それは結局は自分の演奏に結びついてこない。
習いたての右も左もわからない子供以外は(いや時にはそういう子ですら)、楽譜と向かい合って考えに考えていかなければならないと思う。

ついさっき、アマチュアピアニストK子氏のブログを拝見したなら
ジャック・ルヴィエ氏のレッスンを受けたことが綴られていた。
将来を嘱望われた若きピアニストにまじって、ご本人の表現によると「うだつのあがらない中年男」がレッスンをうけられたということなのだが、
そのこと自体を恥ずかしいとは思わないようにしている、と。
人それぞれ「適齢期」というものがあり、自分は若いころはこういうことに関して適齢期ではなく、今やっと成熟してきたのだから・・・と書いておられた。

あれだけの膨大なレパートリーをお持ちで、近々サントリーホールでN響とコンチェルトされるK氏なのだから、もし若いころこの道に進まれていたならばさぞや・・・と実際に演奏も聴かせていただいたこともある私は、ついつい思ってしまうのだが、
ご本人にとっては、今やっと適齢期がきた実感がおありになるようだ。
私よりちょっとだけ年齢は上でいらっしゃるのだが、たしかにそういう「時期」みたいなものはあるかもしれないな・・と思う。

「若いころしか絶対にやれない」というジャンルのもの以外は、人間あせって無理やり適性を見極めることもないかもしれない。
ただ、それが職業としてということなら、やはり時期というものはかなり重要になってくるのだが・・・。