11月1日は幼稚園の入園受付事務開始日だ。

もともと私は「幼稚園は一番の近くの徒歩でいけるところにするべし」という単純な考えを持っていたのだが、8年前のいまごろ(まだ関東に住んでいたころ)、あちこちの幼稚園を見学したところ、ことはそう簡単ではないと気付いた。

「給食か弁当か」「園バスがあるかないか」「延長保育があるかどうか」ということはよく話題に上がることなのであるが、
実際見学にいってみると、ポイントはそういうことばかりではなかった。
運動会の練習で先生の「うりゃ~」「こらあ、そこ!!」という怒号の飛び交うバリバリ体育会系の園、文字やら簡単な算数などを熱心に教える園、自由保育で時間中それぞれが好きなことをやって過ごす園、などなど、私立幼稚園というものはこういうところなのか・・・と正直ビックリした。

結局、そこまでの特色のない、弁当持参、園バスなし、延長保育なしのところにしたのだが、当然というべきか、とにかく母親のやらねばならないことが多かった(さすがに弁当の中身まではチェックされなかったが・・)。

そこには2年通い、こちらへきて残り1年、とにかくアキのあるところに入れた。子供は園庭の遊具が気に入っていたようだが、あるとき「親同士の集会は禁止します」という御触れが出、「なにも自由民権運動とかやろうってわけでもないのに・・・」と思ったことであった。

なので、ここ数年近所の方の評判やらなんやらきいて、下の子を入れようという園はすでに決めているのだが、先日その園から案内をいただいた。


<当園では、先着順で受付をさせていただきます。この先着順という事から「Y幼稚園は、夜中に並ばないと入れない」という噂が先行し、・・・大変なご心配なご迷惑をおかけしておりまして、まことに申し訳なく思っております。
・・・・昨年は該当年齢のお子様が、ここ近年の中でも大変多く、・・・・・・受付当日は深夜2時半頃からおいでになり、それを機に並び始められて、4時前で定員に達しました。・・・>



「夜中に並ばないと・・」というのは噂ではなく、立派な事実かと思われる。
ここで大変興味をひかれるのは、たぶんみなさん付近に車を停めたりして、息をつめて「誰が一番に並びはじめるか」と緊迫感の中スタンバッておられると思うのだが、そのなかでツツツーと歩みだす(いやもしかしたら走り出すかもしれない)方のタイミングの測り方だ。
園側は職員を待機させ「皆様方に、行動を起こされる前に電話で様子を聞いてくださるようにお願いしました」ということなのだが、一番中鳴り続けるであろう電話に応対するのも大変そうだ。それにしても定員90名が1時間半足らずで完売(!?)とは。
なにより、「さてそろそろ・・」と超早起きをして、4時ごろ電話してみたら「残念ながら定員に達しました」と告げられた親の無念さは、今のところ他人事ではない。

しかし、3年前は子供の数が少なく、午前9時の受付で全員が入れたということなので、今年も「真夜中から・・・」ということになるかどうかはまだわからないようなのだが。

こういうことを知ると、なんだか初詣やら初売りの福袋気分で、ひたひたとヤル気が満ちてくる私なのだが、園の前にテント張ったり、寝袋で転がったりしてはいけませんよね・・・・?